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【中部大学】心拍による頭の揺れを無意識に眼球運動が補正することを発見、覚醒度との関連性も実証--眠気検知・居眠り防止の新たな技術として期待--

Digital PR Platform / 2024年10月16日 14時5分

今回の実験は被験者となった学生14人が、頭部に心拍や呼吸による動きを検出する角速度計を装着し、眼球の動きをカメラで撮影して実施した。視線の移動や頭部の振動を検知できるメガネは実用化されており、それを用いれば、ふだんの生活で眠気を知らせてくれる技術が実現するとみている。また、スマートフォンの動画撮影・処理機能を使っても同様の技術を実現できる。自動運転中の車内にとどまらず、職場での作業や教室での勉強など、様々な場面に応用できると期待している。



今回の研究成果は、自然科学全般をカバーする注目度の高いオープンアクセス学術雑誌であるScientific Reportsに10月10日付(英国時間)で掲載された。同研究の技術を用いて試験的に制作された眠気判定アプリ(スマホ、PC で動作)は、2020年のキャンパスベンチャーグランプリ中部大会にて日刊工業新聞賞を受賞している。



3.論文の情報
雑誌名: Scientific Reports
論文タイトル: Detection of human drowsiness by the vestibulo-ocular reflex
compensating for heartbeat-induced head perturbations
著者:Toshimi Yamanaka、 Yutaka Hirata
DOI: 10.1038/s41598-024-74202-0
URL: https://doi.org/10.1038/s41598-024-74202-0

4.用語説明
注1 前庭動眼反射
頭部運動時にそれとは逆向きにほぼ同じスピードで眼球を回転させる反射性の眼球運動。
これにより、動物が動く際に頭部動揺が⽣じても⾒ているものがブレないで安定した視野
が得られる。ビデオカメラの⼿ぶれ防⽌に似た"頭ぶれ防⽌"機能。

5.お問い合わせ先
【研究内容について】
平田 豊 中部大学 理工学部 AI ロボティクス学科 教授
電子メール yutaka@isc.chubu.ac.jp


▼本件に関する問い合わせ先
中部大学 学園広報部広報課
TEL:0568-51-7638
メール:cuinfo@office.chubu.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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