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ネットワンシステムズ、イノベーションセンターnetone valleyで、オムロン、明治電機工業と製造現場のスマート化の実現を目指す「次世代無線共創プロジェクト」を実施

Digital PR Platform / 2024年10月18日 11時0分

-AMR自律走行におけるWi-Fi6とローカル5Gの比較
 無線を活用したAMRの導入により、作業の自動化、作業効率の向上、省人化などが期待できますが、工場や倉庫などの環境では、無線通信がノイズや障害物によって影響を受けやすく、通信の安定性が課題となります。デモでは、AMRにPLCやWi-Fi6、ローカル5Gの子機、4Kのネットワークカメラなどを搭載し、ローカル5GおよびWi-Fi6による通信制御でAMRが自律走行できること、走行の際に起こるアクセスポイントや基地局との間での通信切り替え時のネットワークの乱れを、視覚的に分かりやすい映像などを利用して比較しました。
 比較の結果、自律走行についてはどちらも差がないように見えましたが、映像については、Wi-Fi6利用時では乱れが生じ、ローカル5G利用時では4Kの映像でも乱れがなく、より高い可用性が求められる環境におけるネットワークの重要性を確認できました。


  [画像1]https://digitalpr.jp/simg/173/97205/500_295_202410171943476710ea638d3e0.png
  
<イノベーションセンター内デモ環境>



[画像2]https://digitalpr.jp/simg/173/97205/350_263_202410171943566710ea6c1fb18.JPG

<機器の子機を搭載したAMR>


-無線空間における PLC タグデータリンク通信のWi-Fi6とローカル5G比較
 従来、装置間の通信が有線で複雑に配線されていたPLCを無線化することで、配線の手間の省略、自由な生産ラインの変更、生産設備の遠隔操作などが可能になりますが、通信の遅延やデータロスが生産性に影響を与える可能性があります。通信規格の違いによるデータ欠損の有無を確認するため、無線空間でのPLC間のデータ同期を行うタグデータリンク通信を行いました。Wi-Fi6ではデータの欠損が生じましたが、ローカル5Gでは欠損なくデータを取得することができました。

 これら2つのデモにより、どちらも生産現場で使用可能な技術であることを示したうえで、現場での安定性・パフォーマンスを重視する場合はローカル5G、導入コストや対応機器の豊富さを優先する場合はWi-Fi6といったように、無線化で何を実現したいかによって採用する技術の選定や、現場のニーズと課題を詳細に把握することによる安定接続にむけた最適化が重要であることをお客様に提示しました。今回の共創活動で得た知見をもとに、工場のスマート化に向けた支援を行ってまいります。

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