北海学園大学同窓会が結成70周年記念オリジナルワインラベルを作成 ― 工学部生命工学研究科×八剣山ワイナリー×ナチュラルバイシクルによるコラボ

北海学園大学同窓会「豊平会（ほうへいかい）」は、2024年の同窓会設立70周年を記念して、学園オリジナルワインに「同窓会結成70周年記念ラベル」を作成。10月26日（土）開催の同窓の夕べ（総会・懇親会）にて、約600名の同窓が記念ラベルをあしらったスパークリングワインで乾杯する。学園オリジナルワインは工学部生命工学科の研究成果から生まれたもので、地域と大学の連携を象徴するものである。このたび「70周年記念ラベル」が作成されたことにより、同窓会の節目を祝う記念品にもなった。




　豊平会は、会員相互の親睦を図り常に連絡を密にし、北海学園大学の発展に寄与することを目的として1954年6月に設立された。現在までに9万7千余名の会員を擁し、会員たちは北海道のみならず全国・海外で広く活躍している。

　豊平会の結成70周年を記念し、このたび学園オリジナルワイン「同窓会結成70周年記念ラベル」を作成。シマフクロウと学園が描かれたラベルは、北海道札幌を拠点にするストリート・アウトドアブランド「ナチュラルバイシクル」がデザインに携わっている。
　なお、10月26日（土）開催の「祝 結成70年 同窓の夕べ」において、集った同窓生たちが記念ラベルをあしらったスパークリングワインで乾杯する。

◆令和6年度 総会・懇親会「祝 結成70年 同窓の夕べ」
【開催日】 10月26日（土）
【受　付】 17:30
【総　会】 18:00～18:30
【祝賀会・懇親会】 18:30～20:30
【会　場】 札幌パークホテル　3階　パークホール（札幌市中央区南10条西3丁目）

●北海学園大学同窓会
　https://dousou.hgu.jp/


◆学園オリジナルワインについて
　北海学園大学工学部生命工学科では、2017年から八剣山ワイナリー（札幌市南区、代表取締役：亀和田俊一） と連携してワイン造りに関する研究を進めてきた。
2018年には、試験醸造として学園オリジナルワインが誕生。2019年度には製品企画、工程管理、成分分析に加え、ワイナリーの試験圃場で剪定や収穫の実習、仕込みやビン詰めまでを共同で行い、スパークリングロゼと赤ワインを完成、一般販売を行った。現在では、赤・白・スパークリングロゼの3種の学園オリジナルワインが札幌市内の酒販店で一般販売されている。
　同プロジェクトは、生命工学科教授（2017年当時）であった小山芳一氏の「生命工学の知識や技術を活かして、地域に貢献できないか」という思いから始まった。
　
　同学科 新沼協准教授の研究室では「テロワール（土地の個性）」を活かしたワイン造りを目指し、北海道産のワイン醸造用酵母を選抜する研究を行っている。学生たちが代々実験を継続し、八剣山ワイナリーのブドウ畑から「HGU-140」と「HGU-154」という独自のワイン醸造に適した酵母株を発見することに成功。これらの酵母株は学園オリジナルワインの醸造に使用されており、今年も新たな味わいのワインを生み出すため、さらに優れた酵母株の研究が学生らにより続けられている。