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一般家庭用レンジフード国内シェアNo.1※1のFUJIOH※2 東北大学と共同で、においの生理的・心理的影響に関する研究論文を発表

Digital PR Platform / 2024年10月30日 13時0分


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2483/97786/700_497_20241027212325671e30bde30f1.png


調査をおこなった作業ブース(論文より抜粋)

■対象となったにおいの選定理由
LNL:心地よい臭気として選定。
花の香りに近く、単体成分で快臭を作れ、濃度調整がおこないやすいという点から選定されました。
T2N:不快な臭気として選定。
加齢臭の主成分であり、体臭にも含まれるため、人体への影響が少ないと判断し選定されました。

■主な発見
・性別による違い:男性はLNLのにおいで交感神経活動が促進され、女性はT2Nのにおいで作業パフォーマンスが低下しました。
・においの快適性:LNLは男女ともに快適と感じられ、T2Nは不快と感じられました。
・生理的反応:LNLは男性の交感神経活動を促進し、T2Nは女性の交感神経活動を促進しました。

これらの結果から、作業室内のにおい環境が自律神経活動と精神運動警戒レベルに及ぼす可能性が示唆されました。

■東北大学大学院情報科学研究科 湯田恵美准教授のコメント

本共同研究により、においが生理的・心理的に与える影響に関する新たな知見を発表できることを光栄に思います。においは、ヒトの感覚の中でも特に複雑で、個人差の大きい刺激です。そのため、これまでのヒト生理学分野の研究では、十分に解明されていない領域が多く残されています。今回の研究では、最新の生体信号解析技術を駆使して、においが心臓自律神経活動に与える影響を評価しました。また、心理指標も同時に解析することで、より包括的ににおいの効果を理解することを目指しました。本研究成果は健康や福祉、さらには快適な生活空間の提供に向けた新たな応用の可能性を示唆しています。今後も引き続き、応用研究を進めてまいります。本共同研究が、多くの方々の日常生活の質の向上や労働環境の改善に寄与することを期待しております。

湯田恵美氏プロフィール

[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2483/97786/150_226_20241027212613671e3165697d7.jpg


東京都三鷹市出身。博士(工学)[新潟大学]。
東北大学大学院工学研究科 助教などを経て、
2023年より東北大学大学院情報科学研究科 准教授(現職)。
生体信号処理、生体ビッグデータ解析に関する研究に従事し、
動的生体情報応用研究室を主宰。多くの国際ジャーナルに
論文を発表しており、心拍変動と自律神経推定に関する研究
「Pitfalls of assessment of autonomic function by heart rate variability」は
広く引用されている。東北大学 未来科学技術共同研究センター、
加齢医学研究所 スマート・エイジング学際重点研究センターを兼務。
米国電気電子学会 (IEEE) シニア会員。

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