アルプスアルパインIC外販 第二弾 電流リップル検出IC
Digital PR Platform / 2024年10月28日 15時0分
ブラシ付きDCモーターの電流リップルを検出、パルス信号に変換して出力する回路機能を1chip化
アルプスアルパイン株式会社(TOKYO:6770、代表取締役 社長 CEO:泉英男、本社:東京都 大田区、以下「アルプスアルパイン」)は、IC外販ビジネスの第二弾として電流リップル検出IC「HSLRAC series」を開発、国内・国外でのプロモーションを開始したことをお知らせします。当社はこれまで自社製品の内製用に設計・開発を行なってきたICを、アルプスアルパインブランドにて外販するビジネスを開始しています。2023年12月には第一弾として、高感度・高ノイズ耐性の静電センシングを可能にするICをお知らせしました。今回の電流リップル検出ICは、ブラシ付きDCモーターの電流リップルを検出、パルス信号に変換して出力する回路機能を1chip化する事を可能にしました。従来、モーター回転位置の検出には外付けの磁気センサーを必要としますが、当ICにより、センサーレスのシンプルなシステム構成でモーター回転位置検出と電流モニタリングが可能となります。
背景
アルプスアルパインの半導体事業は、20年近くにわたり車載・民生市場に向けた磁気・地磁気・湿度・気圧・ミリ波、静電センサー等、多彩なセンサー用ICを設計開発してきました。アルプスアルパインのICには、低ノイズAFE(アナログ・フロント・エンド)を中心とした、ミックスド・シグナルIPによる高度な信号処理アルゴリズム、省スペース設計、機能安全対応など、豊富なノウハウが詰め込まれています。
これまでIC単体は自社製品向けに設計・開発し、センサー素子、外付け部品、基板などとICを一体にしたモジュールの形で提供していました。その実績も踏まえ、お客様の声をいち早く把握、市場ニーズを捉えた開発を行い、2023年度よりIC単体の外販を始めました。
主な特長
外付け磁気センサー不要(センサーレス)
従来のホールセンサーを使う方式に比べて、外付けの磁気センサーやハーネスが不要となり、設計柔軟性向上、コスト削減、軽量化に貢献します。
電流リップル検出機能を1chip化
モーターの電極間電圧検出回路、負荷電流検出回路、負荷電流のリップル成分をパルス信号に変換する回路を1chip化しました。ブラシ付きDCモーターの電流リップルからモーター回転位置検出が可能です。
AEC-Q100 グレード1に対応
車載用ICの品質を保証する認定基準であるAEC-Q100 グレード1に準拠しており、ブラシ付きDCモーターを使用した民生機器のみならずパワーウィンドウなどの車載用途にも対応可能です。
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