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細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER(TM) 2」発売~直感的な操作性、AI搭載による自動化機能で細胞研究を効率化~

Digital PR Platform / 2024年11月14日 13時30分

 当社では表面実装機(サーフェスマウンター)を中心とする産業用ロボット技術のさらなる活用を視野に、2010年からメディカル分野への検討に着手し、2017年に「CELL HANDLER(TM)」を発売しました。超高速・高精度なピック&プレース技術を応用し、電子部品に比べて不均一な形状で、柔らかく壊れやすい細胞(塊)に適した吸引吐出技術や画像処理技術を開発。手動では困難な速度と精度で対象となる細胞(塊)を選択、高密度培養プレートへ一つずつ移動するとともに撮像し、画像情報を取得・データ化することを実現しました。「CELL HANDLER(TM)」は世界の研究機関や製薬企業に納入され、創薬開発などの工程の負荷軽減に役立てられています。

 「CELL HANDLER(TM)」の発売から年月が経過し、その間に得たユーザーからのフィードバックなどを踏まえて、新製品の開発に着手しました。「CELL HANDLER(TM) 2」は、「CELL HANDLER(TM)」の強みを生かしながら、高精度な観察を実現する環境とデータ収集の技術、直感的で使いやすいインターフェースと機能を提供します。それにより、新薬開発、高抗体産生株やiPS細胞株の樹立、スフェロイド・オルガノイドの形成などに関する研究や実験において、その質の向上や効率化に貢献します。

〈CELL HANDLER(TM) 2の主な特徴〉
1) AI機能搭載
 研究現場から提供されたデータ等に基づき、さまざまな研究に応じて必要とされる条件の細胞をAIが学習し、自動で選別。従来機では識別が難しかった条件でも、対象細胞を検出・収集します。

2) オートフォーカス
 対象の細胞のZ軸方向(高さ)を自動で認識し、撮像準備にかかる時間と手間を削減します。

3) 動画撮影機能
 動画撮影が可能になり、細胞の拍動等が記録できるようになりました。

4) タイリング画像の自動生成
 対象細胞のみを確実に吸引できたことを証明するため、撮影画角外の環境も確認できるよう、画像を自動でつなぎ合わせ、高品質な全体像を提供します。

5) トレーサビリティの向上
 吸引後の細胞位置を中心に画像を撮影することで、対象細胞だけを吸引できたか確認できます。対象細胞の吸引前後の撮像、また撮像した個々の細胞の詳細情報を取得することで、データの信頼性が向上します。

6) 観察機能の拡充
 20倍の対物レンズを追加し、4倍、10倍のレンズは位相差観察ができるほか、蛍光観察システムに使用するフィルター数は従来の3色から5色へ増えました。

7) 柔軟なサイズ対応
 10μmから500 μmまでの細胞をダメージ少なく吸引・吐出する特殊チップを備えた、高精度に制御された8連ヘッドは、現行のCELL HANDLER(TM)から引き継がれています。




[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1619/98830/700_899_20241112162114673301ea8e300.png

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