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【東芝エネルギーシステムズ】岩石蓄熱およびエネルギーマネジメント技術を用いたプラントの技術実証を推進するための連携に基本合意

Digital PR Platform / 2024年11月13日 14時12分

東芝ESSおよび中部電力は、蓄熱エネルギー技術として高い優位性が期待される岩石蓄熱技術に着目し、共同で研究を進めてきました。2022年には、熱容量約500キロワット時の岩石蓄熱システムの試験設備を開発し、株式会社東芝の横浜事業所内で、本格的な技術開発・実証試験を行いました。当該実証試験を通じて岩石蓄熱技術の蓄放熱に関する熱特性データを取得し、岩石蓄熱とエネルギーマネジメントを組み合わせたシステム設計において重要となる、蓄放熱予測手法を構築しました。


新東海製紙は、紙の製造時にバイオマスシステム燃料を使用するなど、脱炭素に向けた取り組みを進めています。このたび、工場内における電力の需要と供給バランスの課題解決のために蓄熱エネルギー技術が有効であると考え、本技術実証試験に参画することになりました。

島田市は、エネルギーを効率的に使える岩石蓄熱の技術実証を行うことに賛同し、岩石蓄熱エネマネ設備の島田市への導入を仮定し、市内のエネルギー収支・CO2削減効果に関する、エネルギーマネジメントのシミュレーション検証を実施します。

4者は、今回の連携に係る基本合意および本技術実証試験を通じて、再エネの導入拡大に伴い課題となっている電力の需給ギャップ解消に貢献すべく、岩石蓄熱技術の実用化に向けた取り組みを加速していきます。

注1 発電量と消費量のバランスを一致させるために、消費量の変動などに応じて、稼働中の電源などに対する出力制御の条件や順番を定めたもの
注2 約880世帯相当の1日分の電力使用量に相当、岩石蓄熱技術を用いたメガワット時級の設備は国内初(4者調べ)


各者の役割

東芝ESS
技術実証における全体の取りまとめおよび岩石蓄熱エネマネ設備全般の設計・製作・施工・試運転

中部電力
岩石蓄熱エネマネ設備に用いる蓄熱槽の設計・施工、設備基礎の設計・施工、および市場調査

新東海製紙
岩石蓄熱エネマネ実証プラント設備の運用検証および既設工場動力設備改造の検討・施工

島田市
岩石蓄熱の島田市への導入を仮定した、市内のエネルギー収支・CO2削減効果に関する、エネルギーマネジメントのシミュレーション検証の実施


設備の機器構成イメージ


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1398/98902/350_254_20241113135821673431ed55a3a.png



新東海製紙島田工場 外観写真

[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1398/98902/350_233_20241113135831673431f705d06.jpg






以上





*東芝エネルギーシステムズ株式会社は株式会社東芝の100%子会社です。

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