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大阪経済大学 人間科学部の学生と大阪市立瑞光中学校の生徒が、認知症者と学生がともに働くイベント「みんなでCafe」開催 ~認知症者が福祉や非日常ではなく日常社会に参加できる場を作る~

Digital PR Platform / 2024年11月18日 14時5分



大阪経済大学(学長:山本俊一郎/所在:大阪市東淀川区)は、人間科学部 社会ライフデザインコース 大橋純子教授のゼミの学生達が中心となり、認知症者が暮らしやすい社会へ変える仕掛けイベント、認知症者と学生がともに働くカフェ「みんなでCafe」を、2024年11月30日(土)に本学大隅キャンパスの「HUBCAFE」にて1日限定で開催します。




■認知症基本法に基づく新たな展開。認知症とともに希望を持って生きる「新しい認知症観」。
認知症者は、家族、社会の認知症への偏見、理解不足から認知症者の暮らしに制限がかけられています。今年1月に施行された認知症基本法に基づき、今秋に認知症施策推進基本計画が閣議決定されます。閣議決定にあたっては、本人や家族、有識者の意見も取り入れられており、「新しい認知症観」を理解する重要性が示されました。「新しい認知症観」とは、認知症になってからも、できること・やりたいことをしながら、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるという考え方です。

■認知症になっても、自分らしく共に暮らせる地域づくりに何が必要かともに働くことで学ぶ。
大橋ゼミでは、認知症者をはじめ、さまざまな人が共に暮らせる社会づくりを研究テーマとしており、認知症者が見ている世界への理解を促す出前授業を、本学近隣に所在する大阪市立大隅西小学校、大阪市立瑞光中学校で行っています。
今回、「認知症だから何もできない、しなくていい」「認知症を近隣に知られるのは恥ずかしい」ではなく、困っているときに互いに自然に声を掛け、助け合うことができる社会の実現に必要な事を学ぶため、大橋ゼミ生15名、瑞光中学校の2年生3名が、認知症の方と一緒に働く「みんなでCafe」を開催します。
「みんなでCafe」では、8名の認知症者が、席の案内や注文内容の確認、料理の配膳などの接客業務を1人で行います。認知症の有無に関わらず、注文と違う料理を提供してしまうことは自信をなくすことに繋がるため、学生達は注文を記載した伝票をお客様にも確認していただく、テーブル番号を立札にして設置するなど失敗の防止策を考えました。テーブルには、「注文がまちがっていた時は遠慮なく声を掛けて欲しい」と記載したメッセージカードを置きます。
「認知症だから何もできない」という考えを払拭していただけるよう、地域住民、大隅西小学校の児童および瑞光中学校の生徒とその家族、認知症者の家族などにお客様としてお越しいただきます。

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