SAS最新グローバル調査:CMOは生成AIの導入を推進しているものの理解は不十分
Digital PR Platform / 2024年11月26日 11時8分
今回の調査結果では、この状況が好転する可能性も見られました。マーケティング担当者は今後1、2年で生成AIの活用範囲が拡大すると予想しており、時間やコストの削減(63%)、リスク管理やコンプライアンスの向上(62%)、より効率的な大量のデータセット処理の実現(60%)を期待しています。回答者の5人に1人がアダプティブ・バーチャルリアリティのような没入型アプリケーションを期待しており、すでに生成AIを本格導入している組織では10人中3人に上っています。
CMOによる戦略的方向性の欠如は、生成AI活用の成功を阻害するだけでなく、プライバシーと信頼に関する懸念にもつながります。マーケティング担当者の10人に6人(61%)が、生成AIの利用に関する最大の懸念としてデータセキュリティを挙げており、同じく61%がデータプライバシーに懸念を表しています。この2つは全回答者に共通する最大の懸念事項であり、理由も明白です。データ管理に関しては回答した組織の3分の1でしっかりした包括的なガバナンスのフレームワークが確立されている一方で、生成AIについては10分の1にも満たないことが明らかになりました。生成AIを本格的にマーケティングに導入している組織では包括的なフレームワークが確立されている割合が高くなっているものの、10社中4社ではそうしたフレームワークが確立できていません。
この点について、SASのマーテック・ソリューション・マーケティング責任者であるジョナサン・モラン(Jonathan Moran)は、次のように述べています。「生成AIによって可能になるマーテックの技術と、現段階で達成されている技術との間には非常に大きな隔たりがあります。今回の調査では、あらゆる業界の多くの組織が、生成AIの教育や活用に加えてデータガバナンスやコンプライアンスについて多くの課題を有していることが浮き彫りになっています。AIをマーケティングやカスタマー・エクスペリエンスに活用する上で、これらの課題に取り組むことが、ブランドと消費者との間で信頼関係を育んでいく一助となるでしょう」
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