阿部純子、日露合作「ソローキンの見た桜」公開に喜び「スパシーバ(ありがとう)」

映画.com / 2019年3月23日 18時0分

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日露戦争時、歴史に運命を翻弄される人々の姿を描く

 [映画.com ニュース]日露合作映画「ソローキンの見た桜」の公開記念舞台挨拶が3月23日、都内で開催され、主演の阿部純子をはじめ、斎藤工、イッセー尾形、ロシアの国民的俳優であるアレクサンドル・ドモガロフ、ロデオン・ガリュチェンコ、井上雅貴監督らが登壇した。

 日露戦争時に国内初の捕虜収容所が設置された愛媛県松山市を舞台に、歴史に運命を翻弄されていく人々の姿を描き出す本作。主演として現代パートと日露戦争時パートの2役を演じ、英語での芝居にも挑戦した阿部は「日露合作ということもあってプレッシャーも感じていましたし、私にこんな大役が務められるのか? という気持ちと『頑張ろう』という強い責任感を感じていた」と明かしたが「現場では素敵なキャスト、監督、スタッフのみなさんに助けていただいて、『ひとりで考えすぎずに頑張ろう』と気持ちを切り替えることができました」と感謝の思いを口にした。

 ガリュチェンコはそんな阿部との共演について「楽しく、印象的でした。忘れられない体験となりました」と振り返り、阿部はロシア語で「スパシーバ(ありがとう)」と笑顔で返していた。

 また収容所の所長を演じた尾形と捕虜役のドモガロフのやりとりも見応えたっぷりのシーンになっているが、ドモガロフが「(日本とロシアで)演技やメソッドの違いはありましたが、イッセーさんから勉強させてもらったことも多々ありました」と言えば、尾形も「彼の目に僕がどう映っているのか気になりましたがそれは楽しい興味であり、違えば違うほど日本とロシアの違いというこの映画のテーマにもつながると思って違いを楽しみました」と互いを認め合い、尊敬し合いながら演技合戦が行われたことを明かした。

 斎藤は井上監督とイリーナプロデューサーが、映画さながら国境を越えて結ばれた2人であることに触れ「日露の国際恋愛を描ける人は井上監督しかいないと心から思ったし、僕にとってはお2人こそ映画『ソローキンの見た桜』のモデルであり、お2人だから作れた映画だと思っています」と語った。

 日本とロシアのキャスト、スタッフをまとめ上げた井上監督だが、国籍の違いに関係なく、本作に参加した人たちを「映画が好きで、映画を愛し、信じてる人たち」と評し「苦労は全くなかったです」と言い切る。阿部は「桜が咲く時期にこの映画も桜と共に全国に咲いてくれたら」と呼びかけた。

 「ソローキンの見た桜」は公開中。

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