オダギリジョー“監督”「何倍も緊張」 出演オファーは「ちゃんと事務所を通した」

映画.com / 2019年8月21日 20時52分

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オダギリジョーの長編映画初監督作がお披露目

 [映画.com ニュース]俳優のオダギリジョーが8月21日、都内で行われた長編映画初監督作品「ある船頭の話」の完成披露試写会に出席した。“監督”として舞台挨拶に臨み「ふだんの何倍も緊張しています」。世代やジャンルを超えた豪華キャストが多数出演しており、「ちゃんと事務所を通したと思います。俳優をやっていると好きな人、嫌いな人いますが、好きな人に声をかけさせていただいた」と出演オファーを振り返った。

 橋の建設が進む山村を舞台に、川岸の小屋に暮らし、村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチが、時代の変化と突如目の前に現れた少女によって、人生を大きく狂わされていく。撮影監督はクリストファー・ドイル(「ブエノスアイレス」「恋する惑星」)。舞台挨拶にはオダギリ監督をはじめ、トイチを演じる柄本明、謎めいた少女役を務める新人・川島鈴遥、トイチを慕う村人・源三を演じる村上虹郎が出席した。

 柄本と村上は3度目の共演で「以前、村上淳さんの親父役を演じたことがあるんで、(淳の息子である)虹郎は孫のようなもの。でも、この野郎、タメ口なんですよ」(柄本)、「いやいや、違いますよ! 今回の共演が一番がっつりで、控室ではたくさんお話しましたが、現場はもう過酷で、何かしゃべった記憶はないです」(村上)と回想。100人以上のオーディションで抜てきされた川島は、「テストがなくほとんど一発本番。初めての経験でしたが、いい緊張感で撮影に臨めた」とオダギリ流の演出を語った。

 8月28日(現地時間)に開幕する第76回ベネチア国際映画祭のベニス・デイズ部門に出品される予定で、オダギリは「本当に身が引き締まる思い。イタリアの監督協会が選んでくれる作家性の高い部門というのもうれしいですね。日本だと、どうして俳優オダギリジョーというフィルターが避けられないので」と感無量。「なかなか見づらい、挑戦的な映画かもしれません。そこに挑戦したかったのが正直なところですし、いろんなタイプの映画があるべきだと思う」と初メガホンにかけた思いを熱弁していた。

 映画には伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、笹野高史、草笛光子、細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功らが共演。黒澤明監督の「乱」でオスカーに輝いたワダエミが衣装デザインを担当し、音楽を映画音楽初挑戦となるアルメニア出身のジャズピアニスト、ティグラン・ハマシアンが手がける。「ある船頭の話」は、9月13日から新宿武蔵野館ほか全国公開。

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