失われた5年前の釜ヶ崎がよみがえる 内容修正指示を受けた問題作「解放区」予告編

映画.com / 2019年8月26日 18時0分

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日本最大の“ドヤ街”を舞台にしたフェイクドキュメンタリー (C)2019 「解放区」上映委員会

 [映画.com ニュース] 日本最大の“ドヤ街”を有すると言われる大阪・西成区の飛田新地、あいりんセンター、三角公園などでロケを敢行したフェイクドキュメンタリー「解放区」の予告編が公開された。

 2014年の第27回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門で上映された太田真吾監督作。映画完成後、助成金を出していた大阪市から内容修正指示を受け、太田監督は助成金を返還。その後は自主制作映画として東京国際映画祭などで上映され、5年の月日を経て劇場公開が決定したいわく付きの作品だ。

 予告編では、ドキュメンタリー作家に憧れるものの、先行きが見えない主人公のふがいない姿、そして5年前に撮影された釜ヶ崎と、そこで生活する人々の姿がリアルに映し出されている。

 ドキュメンタリー作家になる事を夢見るスヤマ。未だその途中にありながらも、夢を語り理解を示してくれる恋人もいる。ある日、取材現場での先輩の姿勢に憤りを爆発させ仕事での居場所を無くした彼は、自らの新たな居場所を探すかのように、かつて希望を見失った少年を撮影したことのある釜ヶ崎へ向かう。しかし、1人で問題に向き合えないスヤマは、東京で取材した引きこもりの青年を呼びつけたり、行きずりの女性に愛を語ったりと切実さに欠ける取材を続ける。やがて、自らの甘さがもたらした結果から、スヤマは一歩また一歩と道を踏み外してしまう。

 「解放区」は10月18日、テアトル新宿で公開。

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