塚田万理奈監督、長編2作目「刻」を16ミリフィルムで10年かけて撮影
映画.com / 2021年1月11日 15時30分

初長編映画「空(カラ)の味」で第10回田辺・弁慶映画祭の弁慶グランプリ、女優賞、市民賞、映検審査員賞の4冠を受賞し、テアトル新宿ほかで劇場公開され注目を集めた塚田万理奈監督が長編2作目「刻」を16ミリフィルムで10年かけて撮影する。
新作となる「刻」は、塚田監督の実体験をベースに、普通の中学生の少女が、友人や家族といった周囲の人々と成長していく中で、生死を感じ、人生の美しさを知っていく約10年間の物語を映画化するもの。塚田監督の出身地である長野で映像ワークショップを開催し、そこで出会った同市内の学校に通う地元の子どもたちが主役で、10年間一緒に映画を作っていく。
脚本も手掛ける塚田監督は「これを撮りながら、周囲の人と、自分自身と、時間を超えて付き合ってみたい、生きることに賭けてみたい、と思っています。この作品は将来と、過去の自分への、いまの私の賭けです」などと企画意図を説明。さらに「時間やお金や手間がかかるかもしれません。でもお金や賞が欲しいわけでもなければ、何かを変えたいわけでもありません。私が生きるために撮りたいのです」と決意を表明している。
映画制作に必要な資金7000万円の内、クラウドファンディングで3000万円を3回に分けて募る(https://motion-gallery.net/projects/toki)。まずは第一弾として1000万円を目標にスタート。キックオフイベントとして1月11日の午後7時から、「刻」のパイロット版として制作した塚田監督の新作短編「満月」(Spain Moving Images Festivalで最優秀アジア短編賞受賞)の限定オンライン上映会&説明会を実施する。また、第一弾期間中には「空(カラ)の味」や第8回田辺・弁慶映画祭で文化通信社賞を受賞した短編「還るばしょ」のオンライン上映会やトークイベントも実施予定。プロデューサーは、国内のみならず海外の若手監督と組み、主要国際映画祭を目指したアートハウス映画の企画開発に注力している今井太郎。
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