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元乃木坂46・伊藤万理華を行定勲監督が絶賛 リモート参加の奈緒も映画祭参加を喜ぶ

映画.com / 2021年4月18日 11時0分

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光石研も舞台挨拶に参加 写真:菊池幸三

 熊本市・熊本城ホール シビックホールで開催中の「えがおPRESENTSくまもと復興映画祭2021」。2日目となる4月17日は、映画祭ディレクターである映画監督の行定勲氏の心を動かした3本の公開待機作、「サマーフィルムにのって」「彼女来来」「由宇子の天秤」が上映された。各作品の上映後には、ゲストを迎えてのティーチインが行われた。

 トップバッターは「サマーフィルムにのって」。ゲストは、松本壮史監督と主演の伊藤万理華(元「乃木坂」46)。時代劇オタクの女子高生ハダシ(伊藤)が、打倒ラブコメを掲げて映画制作に乗り出す青春映画。行定監督はこの映画の選考理由を「インディペンデントとメジャーを両方兼ね備えている映画。未来には映画がない、映画が違う形になっている、という設定にオリジナリティを感じました。そして、伊藤万理華さんの表情と演技に圧倒された」と語る。

 伊藤は“時代劇オタク”のハダシに扮しているが、この作品と出合うまで時代劇は見たことはなく、撮影前に松本監督から渡されたリストにある「座頭市」や「椿三十郎」などを鑑賞し、役づくりに生かした。「ハダシは本当に映画が好きで時代劇オタク、彼女のその情熱がスクリーンに伝わるように時代劇を観て研究しました。ハダシを演じたことで、時代劇が好きになりました」。

 伊藤の魅力を、松本監督は「声」と「身体性」を挙げる。「伊藤さんの声が好きなんですよね。伊藤さんがハダシの言葉を発すると、その言葉に違う意味をもたらすような、とても魅力的な声です。体の動きもとてもしなやかでした」と明かすように、殺陣のシーンはしなやかかつ軽やかで鮮やかだ。また「映画を作って未来につなぐ映画を復興映画祭で上映できて嬉しい」と感謝を述べた。松本監督にとって本作は長編初監督作となる。

 続いての上映は「彼女来来」。ゲストは、山西竜矢監督、俳優の前原滉、天野はな、奈緒(リモート)、村田寛奈の5人。行定監督が「カフカの『変身』のような不可解さのある、いい意味で“変”な映画で面白かった」と今作を説明する。

 ある日、主人公の紀夫(前原)が家に帰ると恋人の茉莉(奈緒)の姿はなく、同じマリ(天野)という名前だけれど別人の女性がいた。観客は、マリが一体何者なのかをひたすら観察するような不思議な展開に戸惑うが、それは山西監督が仕掛けた円環構造によるものだ。

 「たとえば、隣にいる人の顔をずっと見ていると、この人ってこんな顔だった? と、ゲシュタルト崩壊が起きることがあります。私たちは、これは○○だと認識しているつもりでいるけれど、けっこう適当だと思っていて。そういう(曖昧な)認識のもとで、(男女の恋愛が)繰り返されるように作っています」と山西監督は説明する。そのアイデアを思いついたときに、もともと仲のいい天野と奈緒のキャスティングが決まった。

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