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池松壮亮&オダギリジョー、韓国での飲み会ネタで満員の客席沸かす

映画.com / 2021年7月3日 13時3分

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 石井裕也監督がオール韓国ロケを敢行した最新作「アジアの天使」の公開記念舞台挨拶が7月3日、東京・テアトル新宿で行われ、石井監督と主演を務めた池松壮亮、共演のオダギリジョーが登壇した。

 今作は、新型コロナウイルスの脅威が忍び寄る2020年2~3月、キャストとスタッフの95%が韓国人という態勢のもと撮影が行われた。それぞれ心に傷を持つ日本と韓国の家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索するさまに迫るロードムービー。2日から全国56館で封切られており、この日は客席稼働100%での上映となったため、登壇した3人は感慨深げに満席の場内を見渡した。

 初めて海外で撮影した石井監督は、「過去最大級に大変でした。トラブルも毎日のようにあったし。でも、それを乗り越えるたびに優しくなれた。くだらない執着を捨てられて、清々しい気持ちになれた」と胸中を吐露。それでも、天使役で出演した芹澤興人に関して「まさかのスケジュールNG。天使が来ないって、考えられない。これは説教ですね」と語り、場内の笑いを誘った。

 主人公の剛を演じた池松は、これまでに「ぼくたちの家族」「バンクーバーの朝日」「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」「町田くんの世界」と、石井組を数多く経験してきた。今作ではロケハンにも同行したというが、「特別なことをやったつもりはないんです。脚本が面白くて気に入って、この話をとにかく語らなければいけないという気持ちになったんです。自分がやれることは、全部やりたいと思った」と真摯な面持ちを浮かべる。

 撮影中は、共演のキム・ミンジェから飲みに誘われることが多かったと明かす池松。「ミンジェさんがすごく飲む方で、僕がどれだけ撮影に時間がかかろうとも終わるまで待っていて、『1杯行こうよ』と。だから、日本ではそういう習慣はないんだときっぱり断ったんです。でも何日かしてオダギリさんが合流したんですが、毎晩飲みに行っていて……、僕の嘘がバレた(笑)」。剛の兄・透に扮したオダギリは、「(韓国滞在中は)家がないわけですから、ホテルに帰るしかないじゃないですか。何かしらご飯は食べなくちゃいけないわけですよね。そうしたら、飲むでしょう。これが、真理です」と話し、客席を盛り上げた。

 また、映画のタイトルに絡め「これまで目の当たりにした奇跡のような体験」を聞かれると、オダギリの独壇場だ。10年近く前に下北沢でタクシーに乗ったエピソードに触れ、「家に帰ろうとしたら運転手さんに『お客さん、オダギリジョーって知ってる?』って聞かれたから、『はいはい、聞いたことありますね』と。そうしたら、『昨日乗ってきて、後ろで女といちゃつくんだよ!』って、確実に僕じゃないんですよ。ひどくないですか? 僕を名乗っているんですよ? その翌日に僕が乗るという奇跡。タクシーの運転手さんの話は信じるなという話です」とオチをつけ、これには池松と石井監督も爆笑していた。

 石井監督は最後に、「映画では言葉が通じない日本と韓国の家族を描いていますけど、同じ日本語を話す人同士であっても、話がかみあわない体験を多くしているんじゃないでしょうか? それを『分断』という言葉で片づけてもいいけど、どう解決していくべきか……。それは、この映画で僕たちが経験したように、痛みに寄り添うことじゃないでしょうか。自分の心にある痛みと向き合うことも重要だと思うんです。それは、どうしてもやらないといけないと思いました」とメッセージを投げかけていた。

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