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ユージン・スミスが撮ったジャズアーティストとセッションを映すドキュメンタリー「ジャズ・ロフト」10月15日公開

映画.com / 2021年7月18日 19時0分

写真

Self-portrait, W. Eugene Smith, (c) 1959 The Heirs of W. Eugene Smith.

 1950年代半ば、写真家ユージン・スミスがマンハッタンの気鋭ジャズミュージシャンたちによるセッションを記録した録音テープと写真を基に構成したドキュメンタリー映画「ジャズ・ロフト」が、10月15日から公開される。

 戦場カメラマンとして活動後、当時絶大な影響力を誇った雑誌「ライフ」などで意欲的な作品を数多く発表、70年代には水俣病患者を捉えた写真集によって世界に衝撃を与えた写真家、ユージン・スミス(1918~1978)。スミスが1950年代半ばから住んでいたマンハッタンのロフトには、連日連夜様々なミュージシャンが出入りし、ジャムセッションを繰り広げていた。「ライフ」編集部との軋轢や家族の不和を抱え、逃げるようにこの地へ移り住んだスミスは、ただ純粋に音楽を楽しむためだけに集まった彼らの自由奔放な演奏をつぶさに録音し、シャッターを切ることに没頭する。そのむせ返るような熱気を余すところなく伝えるドキュメンタリー。

 5階建ての薄暗いロフトに集まったのは既に絶頂期を迎えていたセロニアス・モンクや作曲家・ピアニストとして名を馳せる前のカーラ・ブレイ、さらにはズート・シムズ、ホール・オーバートン、ロニー・フリーといった名うてのミュージシャンたち。彼らの一挙一投足を逃すまいと部屋中に録音用の配線を張り巡らせ、何千枚もの写真を撮るスミス。このユニークなコラボは8年間にわたったという。

 ジャズミュージシャンたちの圧倒的な存在感、刹那的な生き様、そして彼らとの交流を通して、人生の岐路に立たされていた写真家は新たな決意を抱く。また歴史的な報道写真の数々を生み出してきた暗室での孤独な作業やユーモアと気難しさを併せ持つスミスの複雑なパーソナリティが多くの証言者によって明かされる。後日、タウンホールでの名演として結実するモンクとオーバートンのリハーサルや打ち合わせ風景など、今まで公になっていなかった貴重なやりとりにも注目だ。10月15日から、Bunkamura ル・シネマほか全国で順次公開。

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