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世界的ベストセラー「三体」をどうやって実写化したのか? Netflixドラマ版の製作陣が秘話を明かす

映画.com / 2024年3月20日 9時0分

 ●世界中が愛してやまない原作を、どのように実写化するべきか

 ――作品をチームで作り上げる上で大切にしていることを教えてください。

 デビッド・ベニオフ:全てが大切なのでとても難しい質問ですね(笑)。まず今回はとても幸いなことに、素晴らしいキャストに恵まれました。「ゲーム・オブ・スローンズ」と同様に、キャスティング・ディレクターのニーナ・ゴールドが率いてくれて、素晴らしいキャスティングをしてくれました。

 もちろんストーリーの部分も重要です。また、それぞれが監督した全てのシーンが上手くいっているかを裁量で決めていくというところもあります。VFXを使ったシーンも多く、そこが上手くいかないと全てが台無しになる可能性をはらんでいるので、集中してこだわるようにしました。

 そして、ストーリーが上手くいかないと全てがダメになってしまいます。今回、重要で大切なことのひとつは、原作の劉慈欣氏の物語をドラマシリーズ化するというところです。世界中がこの本を愛してやまない。どのようにしてこの作品を実写化するのかと問われることがあったのですが、まさに1番大切なことは、その元にある劉慈欣氏の小説ではないかと思います。

 ●キャストについて ベネディクト・ウォンの役は「彼にとってパーフェクト」

 ――キャストがとても魅力的です。主要キャストについて起用のポイントをお聞かせください。

 D・B・ワイス:まず今回は地球規模の問題を描いた物語なので、 全ての人に起こりうる出来事であるということを示すために、登場人物たちが普通の見た目であるということが理にかなっていて重要なことではないか思いました。

 原作の場合は、多くのキャラクターが中国の方ですが、今回は世界中からキャストを集めています。ベネディクト・ウォンとは前々から一緒に仕事がしてみたいと思っていましたし、今回の彼の役は、彼にとってパーフェクトなのではないかと思います。実際に、我々が彼を起用した選択が正しかったと思ってもらえるような素晴らしい作品になっていると思います。

 その他に、「ゲーム・オブ・スローンズ」からはジョン・ブラッドリーが参加しました。彼は、とても愉快で面白い人物です。今回の作品では、彼の実際の性格に沿ったような形で現れています。また、「ゲーム・オブ・スローンズ」とはまた少し違った形の面白さも出してくれました。

 他のキャストの方々も、キャスティングには非常に長く色々な過程を経てきました。本来であれば候補者の方々と対面でお会いしたかったのですが、コロナ禍中ということもあり難しく、人によっては、最終段階付近、もしくはロンドンの撮影に入る間際にやっと初めて実際にお会いできたような方々もいました。ジーン・ツェンやエイザ・ゴンザレス、アレックス・シャープといった素晴らしい役者さんたちに参加してもらえて、本当に素晴らしいチームになれたと思います。

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