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アカデミー賞受賞作「ホールドオーバーズ」日本版予告編公開 クリスマス休暇を舞台に孤独な魂が寄り添い合う

映画.com / 2024年4月23日 12時0分

写真

Seacia Pavao / (C) 2024 FOCUS FEATURES LLC.

 「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再タッグを組み、第96回アカデミー賞でダバイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞した「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」の日本版予告編と日本版ビジュアル、新たな場面写真が披露された。

 1970年冬、ボストン近郊。全寮制の名門バートン校の生徒や教師たちは、家族の待つ家に帰り、クリスマスと新年を過ごす。しかし、その中には学校に留まらざるを得ない者もいた。生真面目で融通が利かず、生徒からも教師仲間からも嫌われている古代史の教師ハナム。勉強はできるが反抗的で家族に難ありの生徒アンガス。ベトナム戦争でひとり息子カーティスを失ったばかりの料理長メアリー。雪に閉ざされた学校で、反発し合いながらも、孤独な彼らの魂は寄り添い合っていく。

 嫌われ者の教師ハナムを演じたジアマッティは、ゴールデングローブ賞で主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を獲得。さらに、大切なひとり息子を失ったメアリーの孤独を言葉ではなく、表情や仕草で体現したランドルフは、アカデミー賞助演女優賞をはじめ全58賞(3月5日時点)に輝き、全米の映画賞を総なめにした。アンガス役を務めた新人のドミニク・セッサは、家族との複雑な関係を繊細に演じて強い印象を残している。本作は、4月14日(現地時間)に発表された第76回全米脚本家組合(WGA)賞で、オリジナル脚本賞を受賞した。

 予告編では、生徒と教師の大半がクリスマス休暇を家族と過ごすなか、アンガス(セッサ)をはじめ4名の生徒が学校に残ることになり、アンガスのふてくされた様子が映し出される。しかし、アンガス以外の生徒はバカンスに出ることになり、生徒の“子守役”に任命された教師ハナム(ジアマッティ)、料理長のメアリー(ランドルフ)の3人で過ごすホリディが始まる。

 ハナムはアンガスに「君の面倒を見るなんてごめんだ」と冷たく告げるが、アンガスが人一倍繊細さを持ち合わせていることを感じ取っていたメアリーは、「帰る場所のない子にあんなことを言うなんて」とハナムをたしなめる。映像では、それぞれ孤独を抱える3人が美しい雪景色の中で反発し合いながらもお互いを知り、少しずつ心を通わせていく様子が描かれる。

 日本版ビジュアルには、斜めになった飾りのないクリスマスツリーを背景に、学校の食堂で食卓を囲む3人の姿が写され、「この日々を、きっと忘れない」というキャッチコピーが添えられている。原題の「HOLDOVERS」は「残留した者」を意味し、学校に取り残された彼らのささやかだが温かな2週間の休暇に期待が高まる。

 「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」は、6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。

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