1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

沖縄国際映画祭、16回で幕 なぜ沖縄の人々の心をつかんだのか振り返る

映画.com / 2024年4月23日 16時0分

 今年もタイ映画の「A TIME TO FLY」や、インドネシア映画「恋する牡丹」などを上映。元JKT48のジェシカ・べランダが主演を務める「恋する牡丹」は、北海道を舞台に複数の男女が繰り広げるすれ違いの恋模様が描かれる作品。ゲストで来場したべランダは「JKT48を卒業してからドラマなどでいくつか俳優業をやったことはありますが、主演映画はこれが初めてなので緊張しました」と挨拶。インドネシアに先行して、沖縄がワールドプレミア上映となったが、「これからインドネシアでも上映されるので是非ともインドネシアに遊びに来てね!」と観客にアピールしていた。

 さらに余談だが、「沖縄国際映画祭」といえば、スイス・Cinerent社製の幅26.56メートル、高さ14.76メートルの移動式屋外スクリーンが語り草となっていた。宜野湾のビーチに、映画祭のためにスイスから取り寄せたスクリーンが鎮座する姿はなかなかの迫力だった。実は3月の夜のビーチは多少冷え込むのだが、その中で観た「ニュー・シネマ・パラダイス」「ショーシャンクの空に」「少林寺木人拳」などは開放的かつ幻想的な雰囲気と、ちょっぴりヒンヤリとした思い出も相まって非常に印象深い。

 さて、映画祭2日目となる20日には映画祭の華であるレッドカーペットイベントを実施。那覇市の全面協力によって、沖縄のメインストリートとなる国際通りにレッドカーペットを敷き詰め、豪華ゲストが来場。今年は剛力彩芽、浅野忠信らをはじめ、大勢の吉本芸人たちがレッドカーペットをかっ歩した。そしてトリを飾ったのは映画祭実行委員会の大崎洋氏。沿道からは「16年ありがとう!」「まだ終わらないで!」という声も飛び交った。

■映画祭実行委員長の大崎洋氏が語ったこと

 クロージングセレモニーの舞台に立った大崎実行委員長は「今年が最後かなと思うと少しさみしいです。46年前、1978年くらいに初めて沖縄に行きまして。そこから46年間、なんとか沖縄にご縁をつくりたいと思って通ってきました。2009年に吉本興業の社長に就任したときに真っ先に決めたのが沖縄国際映画祭の開催と、コンプライアンス会議でした。去年、悪の巣窟の吉本興業を退社しまして。非常にさわやかな気持ちでやっております」と冗談めかして会場を笑わせると、「来年に向けて沖縄の皆さまともう一度決意を新たにして。沖縄の方々が自らこの映画祭を引き継いでいただいて。僕たちに協力できることは今まで通り協力させていただいて。バトンタッチできればと思っております」と会場に呼びかけるなど、今後の展開にも含みを持たせた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください