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【「猿の惑星」シリーズを振り返り】猿が人間を支配する驚きの世界 最新作はどうなる?

映画.com / 2024年5月1日 9時0分

 「猿の惑星」の前日譚としてリブートされたシリーズ第1弾。現代の米サンフランシスコを舞台に、遺伝子操作で高い知能を持ち、人間たちを支配しようと企む猿たちと、それに対抗する人間たちの戦いを描く。物語の中心となる猿のシーザーを演じたのは、「キング・コング」のコング役を務めたアンディ・サーキス。アカデミー視覚効果賞を数多く受賞しているWETAデジタルが製作を担当し、猿の毛並みから、内面を映し出すような独特の表情まで、精巧に作り上げた。

 製薬会社ジェネシス社に勤務する神経科学者のウィル(ジェームズ・フランコ)は、アルツハイマー病の新薬を投与されたチンパンジーから生まれた子どもを連れ帰り、“シーザー”と名付けて育てることに。彼らは種族の違いを超えて、親子のような絆を育む。同時に特殊な遺伝子を受け継いだシーザーは、類まれな知性を発揮し始めるが、ある事件がきっかけで、人間の愚かさに失望。やがて、シーザーはある方法で、仲間たちの知能も発達させ、生物の進化の概念を覆す“反乱”の狼煙をあげるのだった。

●「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(14)

 舞台は前作から10年後、知性を獲得した猿たちが、地球の新たな支配者として君臨する過程を描いた。人類への反乱を指揮したシーザーと仲間たちは、勢力を拡大し、手話や言語を操るようになった猿たちは、森の奥深くに文明的なコロニーを築いていた。一方、わずかに生き残った人類は、荒廃した都市の一角で息をひそめながら、文明の再建を目指していた。そんなある日、資源を求めた人間たちが、猿たちのテリトリーを侵食したことから、一触即発の事態が発生する。

 シーザーと、穏健派のグループを率いる人間のマルコム(ジェイソン・クラーク)は、和解の道を模索する。しかし彼らの思惑をよそに、猿たちと人間たちとの対立は激化し、憎悪が増幅。シーザーは生き残るために、「共存か、決戦か」重大な選択を迫られる。カメラ50台を投入した史上初の屋外3Dモーションキャプチャーが、映像的な威力を発揮し、2000頭の猿と人類が生き残りをかけ激突するバトルシーンを活写。猿たちが荒廃した街を駆けめぐり、馬上で銃を撃ちながら突進し、縦横無尽に暴れ回る姿は圧巻だ。

●「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」(17)

 高度な知能を得た猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿たちを率いるシーザーは、森の奥深くの砦に身を潜めていたが、ある晩、人間たちの奇襲を受けて、妻と長男の命を奪われる。敵の冷酷非道なリーダー、大佐(ウッディ・ハレルソン)への復讐を誓ったシーザーは、仲間たちを新しい隠れ場所へ向かわせ、自らは3匹の仲間を連れて大佐を倒す旅に出る。道中で出会った口のきけない人間の少女ノバ(アマイア・ミラー)や動物園出身のチンパンジー、バッド・エイプも加わり、一行はついに大佐のいる人間たちの基地にたどり着く。

 全米では「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」に続いて、3作連続で初登場1位を獲得。公開当時、ファンが注目したのが、人間の少女ノバの存在だ。実は「猿の惑星」にも、ノバという人間の女性が登場しており、「同一人物では?」「でも、時代設定から考えると別人?」など議論が巻き起こった。

 そして、300年後の世界が舞台となった最新作「猿の惑星 キングダム」にも、ノヴァ(フレイヤ・アーラン)という女性が登場。“秘密を握る人間”だというが、その正体は――? 人類は退化し、さらに高い知能と言語を得た猿たちが、地球の新たな支配者として築き上げようとする巨大な帝国「キングダム」の全貌に注目したい。

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