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柴咲コウ、フランス語で挑んだ「蛇の道」を語り尽くすインタビュー映像公開 西島秀俊、青木崇高との撮影エピソードも

映画.com / 2024年5月9日 18時0分

写真

(C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA

 「スパイの妻 劇場版」の黒沢清監督がメガホンをとる映画「蛇の道」に主演した柴咲コウのオフィシャルインタビュー映像が公開された。オファーを受けた時の戸惑い、黒沢監督や黒沢作品の魅力、フランスでの思い出、西島秀俊ら共演者とのエピソードなどを振り返っている。

 本作は、黒沢監督が、自身初の試みとなるセルフリメイクに挑戦した作品。26年の時を経て、国境を越えて蘇ることになったのは傑作サスペンス「蛇の道(1998)」。フランスの映画制作会社「CINEFRANCE STUDIOS(シネフランス・スタジオ)」と「KADOKAWA」による日仏共同製作となり、全編フランスロケ、フランス語にて撮影されている。

 何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)。偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。“誰に、なぜ、娘は殺されたのか”。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に明らかになっていく真相。“必ずこの手で犯人に報いを――”。その先に待っているのは、人の道か、蛇の道か。

 「なぜ私にお声がけしてくれたんだろう」。今まで演じてきた役とは違う、小夜子という役について、オファーを受けた時の素直な気持ちを振り返った柴咲。「蛇の道(1998)」を観たうえで、性別やシチュエーション、国も異なる本作が「新しいものになるのかな」と思って臨んだという。

 小夜子というキャラクターについて聞かれると「垣間見える本心、本性をどう表現したら観客が惹きつけられてくれるのか、そのキャラクターを作っていけるか」というところに、魅力と難しさ感じたと語っている。

 全編フランスで撮映された本作。ほぼフランス語で演じたことについて「そこに挑戦できることが喜びであり、課題」として、それをあわせて「一つの魅力」だと前向きに語った。「ただそこにいるということが大切なのかな」とフランスに2カ月滞在し、ほとんどセリフの練習に費やしていたというエピソードも披露している。

 黒沢作品の魅力について聞かれると「答えのない生き様」が描かれていることだと語る。謙虚で「こういうものを撮りたいんだ」と強く話すタイプではない黒沢監督に対して、クランクイン前にいろいろ質問をしてしまったことを明かし、その気負いすぎた行動について「ちょっと浅はかだった」と反省する場面も。毎日の撮影を重ねて信頼を取り戻そうと静かな努力を重ねていたことを告白した。

 そのほか、インタビューでは共演したボナールについて、フランス語のセリフの練習を快くつきあってくれたエピソードや、西島との日本語での芝居のバランス、また青木崇高とのシーンを振り返っての思いなどを明かしている。

 「蛇の道」は、6月14日から全国公開。

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