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日本発映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」設立 岩井俊二、是枝裕和、白石和彌、西川美和、MAPPA、三池崇史らが賛同

映画.com / 2024年5月10日 7時0分

■是枝裕和
30年映画を作って来て感じていた既成の作り方への疑問や、違和感をどうしたら改善出来るか模索している途上で、紀伊さんたちの取り組みに出会いました。このチャレンジが成功して、映画界に良い風が吹き、新しい才能にチャンスが開かれる。そんな未来を実現しようとしている心意気に共感して、仲間に加えて頂きました。
共闘を楽しみにしています。

■白石和彌
K2 Picturesの勇気ある船出に心から拍手を送ります。日本の映画界に革命を起こし、見えない壁を壊して下さい。今までの日本映画では実現不可能だった企画や、突出したユニークな才能が生まれることを期待しています。私も並走して世界を驚かせる映画を作りたい。よろしくお願いします。

■西川美和
日本の映画の世界でキャリアを重ねながら抱くようになったのは、なぜか自信や希望よりも行き止まりのロープにつんのめるような感覚でした。これ以上映画を撮るのはなんとなく怖いような気がしていました。
それで「映画」から背を向けるように、従来の映画会社や出資者が決して歓迎しないような話を書いていたんです。すると紀伊さんという人が立ち上げたK2 Picturesが新しい投資で資金繰りしてそれを映画にする、と言ってくれた。本気だろうか、と思いました。
しかも若い作り手の独創的な企画にもチャンスの扉を開いているという。安全牌で固める発想ではなく、新しい人やきわどいものに必要十分な資金と環境で機会を作ることを目指すK2 Picturesの挑戦には乗ってみる価値があると思いました。
ある意味、K2 Picturesのファンドや新しい配給の仕組みは、危険な冒険にも思えます。実際、一筋縄ではいかないこともあるでしょう。でもそれが映画作りだし、どうせ映画を作るなら私は冒険をするチームと組みたい。それがこれから先に日本で映画を作っていく人たちの、新しい活路になっていく可能性があるならば尚更です。

■三池崇史
「K2 Pictures」。 そして紀伊という怪しげな男について紀伊=誠実な破壊者。
私はこう見ている。とてもパワフルだ。そして、そのエネルギーの源は、優しさだと思っている。
「もっと面白い映画を創って、もっと幸せになろうよ」
紀伊さんの笑顔に、そんなシンプルなメッセージを感じる。
だから私は「K2 Pictures」を信じている。

▼新規株主 資本参加および業務提携による製作体制強化/ファンド リーガル・ファイナンシャルアドバイザー

<新規株主>
・株式会社インクストゥエンター
・株式会社ホロイムア
・WISE Pictures
・MIRAI Pictures

・アイアトン・エンタテインメントとの業務提携

<リーガルアドバイザー>
・西村あさひ法律事務所・外国法共同事業
弁護士 パートナー 稲垣 弘則
弁護士 パートナー 本柳 祐介

<ファイナンシャルアドバイザー>
・ビズアドバイザーズ株式会社
代表取締役 公認会計士、米国公認会計士、税理士 上住敬一

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