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開戦ニュースと玉音放送に携わったアナウンサーの苦悩の実話 森田剛主演「劇場版 アナウンサーたちの戦争」8月公開

映画.com / 2024年5月10日 7時0分

▼コメント全文

<和田信賢 役/森田剛>
役柄:戦前から全国的人気があった伝説のアナウンサー。相撲や野球の実況放送、ニュース、朗読、演芸番組など幅広い分野で活躍し“不世出の天才”と呼ばれた。

終わった話ではなく、今生きている自分達の話だと思います。
言葉の重さ、命の重さを受け取ってもらいたいです。そして多くの人の目に触れてほしいと思っています。

<和田実枝子 役/橋本愛>
役柄:戦前の 1939(昭和 14)年に入局した女性アナウンサーの草分け。

このたび映画館で上映されること、心から嬉しく思います。
戦争のために、私たちの命も、メディアも、すべてが支配されることの恐ろしさ、そして憤りを感じながら演じたことを思い出します。

今も世界を見渡せば、そのあまりの残酷さに胸が張り裂けそうになります。
スタッフもキャストも、きっと全員が全身全霊を込めて取り組んだ作品です。
どうか届きますように。

<館野守男 役/高良健吾>
役柄:開戦臨時ニュースを読み一躍名をあげた若手アナ。

言霊という言葉があるように、言葉には凄まじい力があります。
その言葉がどうように扱われ、利用され、皆が信じていたものが崩れていったのか、この作品に関わる事で、役を演じる事で、自分自身苦しい想いをした事を今でも思い出します。

今は結果が分かっているからこそ、戦時中の事を様々な考えで、言葉で意見する事ができますが、当時生きていた人達は今を必死に生きていくしかなかった。

「アナウンサーたちの戦争」は今の世に必要な作品です。アナウンサーという職業を選ばなかった、遠くに感じている方にも響くものが必ずあります。当時放送されたものとは違う編集で劇場公開されます。是非劇場でご覧下さい。

<米良忠麿 役/安田顕>
役柄:1931(昭和6)年に入局した和田信賢の先輩アナ。面倒見がよく後輩から慕われ、事務処理能力が高く開戦後に派遣されたマニラ局ではナンバー2として局長を支えた。

"言葉"という、誰もが持っているものが人を救ったり時には凶器になったりすることを突き付けられる作品です。
学徒出陣。かつて、旧国立競技場で行われたそのイベントの実況を拒否したアナウンサー役の森田剛さんが、誰もいない雨の中、魂の言葉を吐露する箇所があります。この作品のその一片に、そこの森田剛さんの魂の芝居に、心打たれました。学徒が、出陣したんです。子供を、出兵させたんです。人を、殺しに行かせたんです。

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