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堂本剛、27年ぶり映画主演! 「かもめ食堂」の荻上直子監督と初タッグ ティザービジュアル&特報披露

映画.com / 2024年5月10日 7時0分

 特報では、日常が○に浸食されはじめ、いつしか○に囚われ始める沢田の様子が映し出されていく。そして、映像のラストでは、次々と襲い掛かる奇妙な出来事に対して、「すごっ」とどこか他人事のような沢田の様子が収められ、不思議な世界観を垣間見ることができる。

 映画「まる」は10月公開。堂本と荻上監督のコメント全文は以下の通り。

【堂本剛(沢田役)】

主演でお芝居させていただくのは久しぶりです。寝不足で誰のために何のために働いているのかも考えられない毎日を過ごしている主人公の沢田。だから顔色も良くはない、目の下にはクマ、顔の筋肉も動いていない。自分本来の心で人生を柔らかく生きて描きたいままに画を描くこと。これが叶えば良いだけなのに、人は自分を誰かと比べ、審査し、点数のようなものを付ける。孤独だということをそれこそ理解できずにそうしてしまう人も多いのだろう。孤独を感じていなければ人はそうならないだろう。頼んでもいないのに人は人の生き方や道にそうする事で我が身や我が心が安心するのだろう。ならばそれに付き合うこともまた人生か?と、沢田なりに人々の孤独に漂ってみている。きっと正しくないしもはや楽しくもない事はわかっているが、いらぬ優しさがそうさせてしまうのかも知れない。そんな沢田を演じるうえでいろいろを整えることをやめて崩すイメージで演じさせていただきました。

共演者の皆様がとても優しく接して下さいました。荻上監督をはじめスタッフの皆様も大変優しく接して下さいました。そのことがいちばん嬉しくて幸せでした。「人は人に優しく生きることができる」を叶え合い大切な一日を繰り返し完成した作品『まる』。

まるという言葉や文字を皆様はどう捉えてこの作品を楽しんでいただけるか興味深いところです。

劇中でもたくさんまるを描きました。細部に渡る隅々まで。たくさんたくさん描きました。世の中が平和を諦めずに平和を作ることへ時間や命を繋げてほしいと想いを込めて「。」

【監督・脚本:荻上直子】

撮影中の1ヶ月間、純度の高い無色透明な塊、みたいなもののそばにいるような気持ちでした。もし彼のタマシイが見えたら、きっとそんな感じなのだろうと思う。混じり気のないどこまでもどこまでも透明な珠(たま)。

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