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少女が“人生最期の1日”に天使と出会う 「祝日」新人俳優・中川聖菜が経験した、日記を使った役づくり

映画.com / 2024年5月18日 20時0分

 そんな日記を使った役づくりの意図について、伊林監督は「『幻の蛍』でも、(主演の野岸紅ノ葉に)役になりきって日記を書くということをしていただいて。今回も天使と会う『祝日』の日を撮影初日に設定して。カウントダウンのようにして日記を書いていただいたので、余計入りやすかったという感じがあったのではないでしょうか」と尋ねると、中川も「はい!」と笑顔で返していた。

 本作で天使を体現した岩井堂は、「皆さんが天使と聞いてイメージするのとは違う、変わった天使をやってまして。私自身、台本を読んで難しそうだなと思いました。ですから本当に細かいところを監督とその都度、相談させていただいて。監督や皆さんと共有している天使の裏設定みたいなことをいろいろと決めて。それはネタバレになるので多くは言えないのですが、それをみんなでシェアして、という感じで。たくさん相談しました。なので、監督と一緒につくってもらったなと思いました」と、感謝を伝える。

 芹澤が演じるのは、ある理由で、喪服が脱げなくなったアフロさん役。「自責の念というか、過去に脱げない理由があって。心が壊れちゃうというところまでいった男だと思いますが、逆を返せば、喪服を脱がないでいたからこそ、心が壊れないでいられたんだなと。そういうことを思いながらやっていましたね」と明かす。忘れられない人がいるカフェの店員に扮した中島は、「映画に出てくるシーンとしてはそんなにないですが、ダンスを踊るシーンがありまして。それが社交ダンスなんですよ。しかもひとりで踊ると書いてあって。このシーン、どうなるんだろうと思いながら、撮影現場に行ったことを思い出します。初めての社交ダンスを踊って、不思議な空気になりましたね」と振り返った。

 さらに中島は、名優・西村まさ彦との共演について、「オーラがすごかった」と振り返る。「初日にしっかり挨拶をして。(役者としての心得などを)たくさん盗んでいきたいぞと思って。おはようございますと近づいて。まだ映画の撮影が2回目くらいの時だったので『役者ってどうしたら演技が上手になるんですか』と思い切って聞いたら、『それはもう、相手の人がいるなら、相手の人に任せちゃえばいいんだよ。自分ですべての責任を負わなくていいんだよ』と言われて。その時はちょうど役に対していろいろと考えすぎていた時だったので、それで心が楽になりました」といい、中川も深くうなずいていた。

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