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妻夫木聡×大友啓史監督、戦後沖縄が舞台の超大作「宝島」を映画化! 広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太も参戦

映画.com / 2024年5月22日 7時0分

 配給は東映とソニー・ピクチャーズが共同で行うが、ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalも製作に参加している。企画プロデューサーの五十嵐真志氏は、「素晴らしい原作に出合い、大友監督と一緒にぜひ映画化したいと、時間をかけて準備をしてきました。当時アメリカの統治下だった戦後の沖縄を描く、スケールの大きな作品のため、アメリカとの共同製作という体勢で臨みます」と海外展開も視野に入れている。原作には、1970年12月20日未明にコザで群衆5000人が米軍関係車輛を次々と焼き払う「コザ騒動」について綴られており、大友監督が映画でどのような規模感で描くのかにも大きな注目が集まる。

 撮影は2月にクランクインし、約2カ月間におよぶ沖縄ロケを終えた現在は、関東近郊や和歌山などでクライマックスシーンを撮影中。6月にクランクアップを予定している。今回の発表に合わせて、映画化決定の特報(https://youtu.be/OtPSpiQsQTo)も公開された。2025年に全国で公開。

 なお、キャスト4人、大友監督、原作・真藤氏のコメント全文は以下の通り。

■妻夫木聡(グスク役)
この作品のために長い間準備をしてきました。コロナで延期もあり、途中もう無理かもしれないと思う時もありましたが、まさに『宝島』の主人公たちと同じように一縷の望みにしがみついて、監督、スタッフ、キャストと共にようやくここまで来ました。満を持して、今撮影に挑めていることに、この上ない幸福感を毎日噛み締めております。映画 『涙そうそう』でも、このコザという街が舞台でした。あの素晴らしい出会いから18年、再びコザを舞台にしたこの作品でグスクを演じることに運命を感じています。沖縄には、未だ続いている問題がたくさんあります。みんなの言葉にならない声を芝居に変えて伝えていくことが、この作品に導かれた僕の使命だと思っています。僕はこの『宝島』をただの映画で終わらせたくありません。人の心を突き動かすことは容易ではありませんが、今を生きる私たちがどうあるべきか、どう生きていくのか、一緒に考えていきたい。映画という枠を超えて一つになれる、この映画にはその力があると信じています。最後まで覚悟を持ってみんなで突き進んで行きたいと思います。

■広瀬すず(ヤマコ役)
脚本を初めて読んだとき、こりゃ大変だぞと思いました。スケールが大きく、言葉の掛け合いや感情のぶつかり合いなど、現場でどんな空気が生まれるのか楽しみでした。またクランクインの前に監督が「この作品では太陽でいてほしい」と仰ってくださったのがストレートに自分に届き、ヤマコはみんなの希望になっていいんだと、全力で演じたいと思いました。
まだ撮影の半ばですが、これまで、監督が本当にわかりやすく興奮されてる姿をたくさん見て、元気を貰えています。段取りから監督・キャストが話し合って作り上げていくシーン達はとても濃厚で、地方に長くいた事もあって、みんな家族のような温かさと、信頼が生まれている現場です。お芝居に没頭できるような環境を作ってくださってとても居心地がいいです。エネルギーを吸い取られるほどのチームの熱量は、映画にそのまま映るような気がしていて、私自身も既に完成が楽しみです。
まだまだ撮影はありますが、身を引き締めて向き合いたいなと思います。

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