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森見登美彦「有頂天家族」中村鷹之資と濱田龍臣のダブル主演で舞台化決定 聖地である京都・南座での公演も

映画.com / 2024年5月24日 7時0分

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 森見登美彦氏の和風ファンタジーコメディ小説「有頂天家族」(幻冬舎刊)の舞台化が決定した。歌舞伎役者の中村鷹之資と「ウルトラマンジード」の主人公・朝倉リク役で知られる濱田龍臣によるダブル主演で、11月3日から12月1日にかけて東京、京都、愛知で上演される。

 2007年に発表された原作は、京都の人間社会にまぎれながら「面白きことは良きことなり!」を信条として暮らす狸の一家・下鴨家の面々が、父の仇を討つために一丸となり、敵方の狸一家や人間たちと渡り合っていく物語。15年には第2作「有頂天家族 二代目の帰朝」が上梓され、13年と17年にはP.A.WORKSによってテレビアニメ化も果たしている。

 中村と濱田は、好奇心旺盛で家族思いな下鴨四兄弟の三男・矢三郎役で主演を務める。中村は、今作で歌舞伎以外の舞台に初挑戦する。また、父の跡を継ごうとする生真面目な長男の矢一郎役を渡部秀、四兄弟の父・総一郎役と、総一郎の弟でありながら四兄弟と敵対する夷川早雲の二役を池田成志、四兄弟を優しく見守る母の桃仙役を檀れいが担当。人間でありながら天狗に匹敵する能力をもつ妖艶な美女・弁天を若月佑美、下鴨家の師匠で、隠居に追い込まれるも弁天への恋心を忘れられない天狗の赤玉先生を相島一之が演じる。なお脚本・演出は、新作歌舞伎「NARUTO」やミュージカル「SPY×FAMILY」などを手がけたG2が担当する。

 11月3~11日に東京・新橋演舞場、11月16~23日に京都・南座、11月30日~12月1日に愛知・御園座で上演。南座は作中にも登場するいわゆる“聖地”であり、13年にはテレビアニメの先行上映イベントの開催地にもなった。

 東京、京都公演のチケットは9月25日午前10時から販売開始。愛知公演チケットは9月26日午前10時から販売される。

 中村、濵田、G2からのコメント全文は以下の通り。

【中村鷹之資(下鴨矢三郎役)】
このたび、舞台「有頂天家族」で下鴨矢三郎のお役を勤めさせていただきます中村鷹之資です。
初めて歌舞伎以外のお芝居に出演させていただくことになり、身の引き締まる思いです。
私自身、なんだか「たぬき」には縁が深いような気がしますが、たぬきといえば鷹之資と思っていただけるように、Wキャストの濱田龍臣さんと手を取り合って精一杯このお役に向き合っていきたいと思っております。
劇場でお待ちしております!

【濱田龍臣(下鴨矢三郎役)】
このたび、舞台「有頂天家族」にて、矢三郎役を演じさせていただきます。濱田龍臣です。
小説原作から、アニメにもなっている作品を舞台化するということで、今からとても楽しみです!
自分自身、矢三郎のように「面白きことは良きことなり!」を身上に、原作の世界観や矢三郎のキャラクター性をしっかりと作り上げ、Wキャストの中村鷹之資さんと共に主演として作品を作り上げていければと思っております。
ぜひ、劇場へ足をお運びいただければ幸いです。

【G2(脚本・演出)】
森見登美彦作品の飄々(ひょうひょう)としてるのに饒舌なるボキャブラリーの奔流に巻き込まれていくあの独特の快感は小説ならでは。あれだけは小説でしか……「いやいや、そんなことはないはず!」と言いたくて手をあげました。
「有頂天家族」に充ち満ちた不可思議なエネルギーを掬い取って劇場空間に放つ、それだけで面白い舞台になるはず。いやいや、その「それだけ」が超ムズいのでありますが、演劇人魂に賭けて、そこそこ頑張ってみます。

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