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吉永小百合、65周年も通過点でさらなる意欲「大好きな映画の世界でもうしばらく歩いてみたい」

映画.com / 2024年5月24日 15時16分

写真

 吉永小百合が5月24日、女優デビュー65周年記念企画の一環で「吉永小百合青春時代写真集」(文藝春秋刊)の発売を記念したトークショーを東京・池袋の新文芸坐で行った。

 この日は1964年「潮騒」と66年「風車のある街」の浜田光夫との共演作2本を上映。「潮騒」については、「私が19歳の時、三島由紀夫先生の素敵な原作で、神島(三重県)の美しい風景の中で一生懸命ロケをしました。何年かして碑が建つことになり、島を訪れたら撮影の時に遊んだ子供たちも来てくれて懐かしかった」と振り返った。

 「風車のある街」は、吉永にとって初の海外となるオランダロケを敢行し「なぜか主題歌をオランダでレコーディングすることになったんです。下手なんですけれど、𠮷田正先生も来ていただいて。とても印象に残っています」と照れ笑い。さらに「スチュワーデス役の芦川いづみさんは大好きな方で、一緒に行けたのがとても思い出に残っています。もちろん、浜田さんもですよ。楽しいロケでした」と明かした。

 日活時代には79本の映画に出演し、「どうしてもう1本出なかったんだろうと思う。そうしたら80できりが良かったのに残念」と冗談めかした。入社当初は年間2本出演すればいいという条件だったが、その翌年には実に16本に出演。「高校の入学式を早退して、日活の撮影所に行ったことを覚えています。高校に行ったら勉強しようと思っていたのに、ほとんど行けなかったのですが、ある意味、撮影所が学校だったのかなという感じでした」と懐かしそうに話した。

 写真集には、その79作品の場面写真などを収録。66年「愛と死の記録」では渡哲也さんが相手役を務め、今月16日に亡くなった中尾彬さんも出演。「渡さんが4年前、中尾さんも先日お亡くなりになって寂しいです。でも、蔵原惟繕監督がとても厳しい方で、皆で力を合わせて一生懸命やった素晴らしい映画。皆さんにもまた見ていただきたい」と呼びかけた。

 同作は25日から6月28日まで神保町シアターで開催される特集上映「1960年代 吉永小百合と私たちの青春」で上映される。これまで出演した映画は123本。ファンからは124本目を期待する声が寄せられたが、「準備中なんですけれど、制作会社から絶対に言っちゃダメと言われているので。素晴らしい映画になると思っています」と話すにとどめた。

 そして、「65周年のイベントというだけで気恥ずかしく緊張するんですけれど、よくここまで歩いてこられたなと思っています」とファンに感謝。「これから映画界とどう関わっていくか分かりませんが、大好きな映画の世界でもうしばらく歩いてみようと思っています」とさらなる意欲を見せ、満場の盛大な拍手を浴びた。

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