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アニヤ・テイラー=ジョイ×クリス・ヘムズワース「マッドマックス フュリオサ」“マッド”な撮影現場の舞台裏とは?

映画.com / 2024年5月25日 12時0分

クリス:ご存知の通り、ジョージ・ミラー監督が生み出す世界は唯一無二。誰もが驚かずにはいられない、エネルギッシュな空間だ。一方、カメラの裏側では、ミラー監督は、とても献身的で心の優しい存在なんだ。ミラー監督だからこそ、暴力に満ちた“マッド”な世界観であっても成立しているし、機能不全で崩壊したりはしない。他の監督だったら、きっとこうはいかないだろう。

――「マッドマックス」シリーズは、オーストラリアが生んだ神話とも言えますね。オーストラリア出身のクリスさんにとっては、特別な思いがあるのではないでしょうか?

クリス:もしも、若い頃の自分に会えたら「おめでとう、よくやったな!」って言ってあげたいよ。実は、僕の父親は、第1作に登場したオートバイ軍団のスタントマンと知り合いなんだ。だから、自然とノスタルジックな気持ちが湧き上がるし、おっしゃる通り、「マッドマックス」はオーストラリアの映画史においてアイコニックな存在だから、いまこのタイミングで、自分が出演できるなんて、とても興奮しているよ。

――見どころが満載の本作。特に「撮影に78日間を要した15分のアクション・シークエンス」には圧倒されました! フュリオサの活躍から、目が離せませんでした。

アニヤ:まさに「我がフュリオサの真価が解き放たれる」という象徴的なシーンだと思います。故郷である緑の土地から連れ去られた彼女が、どんなサバイバル能力を身に着け、わずかな資源を最大限に活用しながら、決してミスの許されない環境を生き抜いたのか。その過酷な蓄積が、一気にリリースされるんです。

――具体的にどんな苦労がありましたか?

アニヤ:あのシーンは、私が現地入りする3週間前から、すでに撮影が始まっていて、現場には約200人のスタントが参加していました。私自身は、車体の裏にへばりついて、その後、ようやく車体の上に乗ってアクションをするといった感じで、時系列に沿って撮影することができたので、その点ではラッキーで演じやすかったです。苦労したのは、車体の裏にへばりつきながら、狭い空間で、重たい頭を何とか上げなければいけないことでしたね。

――個性豊かなビークルが登場するのも、「マッドマックス」ならではの魅力ですね。

アニヤ:前作にも登場したウォータンクは、シリーズを象徴する乗り物ですし、「これを私が運転するのか」というウキウキ感もありました。逆に、バイクはサスペンションの関係でシートが高くて、足がつかなかったので、大変でした。「ハーレーなら良かったのに」と思いながら乗っていました。

――ディメンタス将軍が乗るのは、まるで「ベン・ハー」に登場する馬車の馬の部分を、バイクに変えたようなビークルでしたね。

クリス:ディメンタス将軍は、史実に残る偉人たちの武勇伝を参考にしながら、カリスマを演じるために“自己プロデュース”をしているんだと思うんだ。マントを羽織る姿なんて、まさにそうなんじゃないかな。きっと、あのビークルに関しては、ローマ帝国時代の武装にインスパイアされたんだと思う。実用的ではないけれど(笑)、あれがクールだと自負しているんだ。

 「マッドマックス フュリオサ」は5月31日より全国ロードショー。

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