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「スーパーサイズ・ミー」モーガン・スパーロック監督が死去

映画.com / 2024年5月27日 15時0分

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死去したモーガン・スパーロック監督 Photo by Neilson Barnard/Getty Images for DIF

 長編ドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」をはじめ、センセーショナルなドキュメンタリー映画を手掛けてきたモーガン・スパーロック監督が5月23日(現地時間)、がんの合併症のためニューヨーク州北部で死去した。53歳だった。

 複数の作品にかかわってきた兄弟のクレイグ・スパーロックは、「モーガンとの別れは悲しい一日でした。モーガンは、そのアート、アイデア、そして寛大さを通して、多くのものを与えてくれました。今日、世界は真のクリエイティブの天才であり、特別な男を失った。彼と一緒に仕事ができたことをとても誇りに思います」と米バラエティに語った。

 2004年の「スーパーサイズ・ミー」は、30日間1日3食マクドナルドを食べ続けたことによる自身の精神的・肉体的症状を撮影したドキュメンタリー映画。世界興行収入2,200万ドルを記録し、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。マクドナルドはこの映画の公開後に「スーパーサイズ」オプションを廃止。同作は今でも米国の学校の保健の授業で教材として使われるなど、米社会に大きな影響を与えた作品といえる。

 「スーパーサイズ・ミー」以降の13年間、スパーロックは自身の製作会社ウォーリアー・ポエッツでさらなる成功を収め、70本近いドキュメンタリー映画やテレビシリーズを製作・監督した。「ヤバい経済学」(2011・共同監督)や「ワン・ダイレクション THIS IS US」(2013)は日本でも公開され、2017年には「スーパーサイズ・ミー」の続編「スーパーサイズ・ミー ホーリーチキン!」を発表した。

 2017年12月、#MeToo運動が盛り上がりを見せるなか、スパーロック監督は自身の連続不倫や元アシスタントに対するセクハラ疑惑、大学時代の強制わいせつの訴訟についてSNSに長文を投稿。これをもって、ドキュメンタリー作家としてのキャリアに事実上終止符が打たれていた。

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