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【役作りで18キロ増量】「メイ・ディセンバー」身も心も憑依し難役に挑んだチャールズ・メルトンに注目

映画.com / 2024年5月30日 17時0分

 ヘインズ監督と長年にわたってタッグを組むキャスティング・ディレクターのローラ・ローゼンタールは、ポートマンとムーアというふたりのオスカー女優と並ぶことになるジョー役について、「条件は36歳前後の韓国系アメリカ人男性。エリザベス、グレイシー、ジョーの三角関係がうまく機能するには、ジョーを演じる俳優はスクリーン上で圧倒的な存在感があり、自信を持っている必要がありました」と語るように、8週間にわたるオーディションによって、メルトンを見出した。

 ヘインズ監督は「彼のジョーについての理解力には驚いたよ。ジョーがどんな人間なのかという彼の洞察は、私の理解を超えていた。最初から彼は鬱積した雰囲気を役の解釈に取り入れて私を驚かせ、この物語を完成させてくれたんだ」と、キャスティングするに至った決め手を語る。

 さらに、これまでティーン向けの作品にいわゆる“アイドル俳優”としての出演が続いていたメルトンだったが、本作に出演するにあたりヘインズ監督やセラピストらと話し合いを重ね、体重を約18キロも増量して、ジョー役にアプローチした。

 メルトンは、「役者という仕事の醍醐味のひとつに、役を演じるにあたり自身のリアリティを持ち込む、ということがあります。自分自身について、僕はいろいろな感情のルーツを探って学ぶことをしてきたからこそ、ジョーのことも理解するよう努めることができたのです。ときにそれは、本人すらも気付かないようなことでもあります。例えば、ジョーは抑圧を抱えているせいで猫背です。自分でも知らないうちに何かを守ろうとしているから。彼は、自分が若いときに失ったものを知らずに人生を生きています。そうした悲しみをどう見せるのかということに挑むのは、俳優としてとても実のある体験でした」と、孤独にさいなまれるジョー役について語っている。

 「メイ・ディセンバー ゆれる真実」は、7月12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

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