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【インタビュー】小松菜奈×松田龍平、初共演で大きく変化した互いの印象

映画.com / 2024年5月31日 13時0分

 松田:急にセリフが“わたくし”になってガラッとイメージが変わって、最初は戸惑っていたよね。この感じで合っているのかなって?

 小松:龍平さんに聞いてましたよね。

 松田:俺も分からないけど、たぶん合ってると思うよって(笑)。

 小松:最初の台本はひとりひとりのバックボーンが見えるような構成になっていたんです。それがどんどんブラッシュアップされていって。だんだんと表情で語るとか、肉体で語るとかいろんな表現方法に変わっていって、そこで喋り方も変わっていきました。ただ“わたくしは”というのも、普段は使わない言葉なので。自分に落とし込むのが大変というか、難しかった。でも現世と来世の狭間のお話なので。ある意味、記憶もないから、言葉もリセットされたのかもしれない。わたしたちはその世界を見たことがないから、もしかしたらそういう風に喋っているのかもしれないし。何が正解なのかは分からないのですが、そういう意味では、それがいい違和感につながっていくのかなと思いました。

 松田:でも、“わたくしは”ってなんだか響きが良いよね。

――お芝居の相性はどうでしたか?

 松田:つまらないギャグにも笑って答えてくれて。優しかったです、小松さん。

 小松:そう思ってたんですね(笑)。龍平さんの間が面白いんですよ。だから思わずツッコみたくなるんです。

――今回、おふたりは初共演だと思いますが、松田さんと共演と聞いた時はどう思いました?

 小松:この台本を読んだときに、アオという役の無機質さがピッタリだなと。もうこれは龍平さんしかいないと思うぐらい。ただ、もっと静かな方なのかなって思ったんです。クールなイメージがあって。

 松田:(笑)。

 小松:でも全然違いましたね。ものすごくフランクだし、(片岡)千之助くんとも一緒に遊びに行っていたりとか。お兄さん的な感じで、優しいなと思っていました。ドンといてくれているので、安心感もありました。

――逆に小松さんとの共演は?

 松田:ほんと雰囲気のある方で、佐渡島の自然に溶け込んでましたね。ミドリのイメージにピッタリだと思って。初めは心配だって言ってましたけど“わたくしは”の感じが馴染んでいて、もう“わたくしは”のミドリ以外ありえないよなってぐらいで(笑)。

 小松:適当ですね(笑)。

――現場はどんな感じだったんですか?

 小松:和やかでしたよね。

 松田:緩やかな現場でした。佐渡島に住んでる方たちに協力してもらって撮影していたんですけど、美味しいご飯屋さんだったり、古民家の雰囲気を活かしたおしゃれなお店があったり。海も山もすぐそばで、良いところでした。

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