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「本当に藝大に受かるんじゃないか」眞栄田郷敦の熱意に講師が太鼓判 半年以上の猛特訓「ブルーピリオド」キャストメイキング写真&眞栄田の絵画公開

映画.com / 2024年6月14日 8時0分

 本気で挑んだ練習を経て、役者たちの絵画に対する姿勢は、講師陣が「違和感がない」と太鼓判を押すまでのレベルに到達。クランクインの1週間前には、各自が役の扮装をして絵の合同練習をする機会が設けられ、眞栄田は高橋や板垣と絵の練習をした際の印象を明かした。「(板垣君は)本当に天才のような雰囲気があって、八虎はこういう気持ちなんだろうなと合同練習から凄く掴めたような気がします」と板垣の佇まいが役作りに役立ったと語る。眞栄田は高橋について「物の捉え方が独特で面白いなと。やっぱり日本画という別の科だったので、そういうのも面白いなと思いました」と振り返る。

 合同練習時に現場を訪れた原作者の山口つばさ氏は「八虎たちが目の前に現れて夢のよう」と感激のコメント。今回の映画化のために、基本的には原作に出てくる絵の作家と同じ方に描いてもらったそうだが、美術初心者の八虎が描く絵に関しては、段階を踏んで徐々に上達していく過程が見えるような絵を数ブロックに分けて用意した。そして、最終的に揃った絵はなんと401枚。74人ものアーティストが協力して「ブルーピリオド」に欠かせない要素を構築した。

 さらに、このほど眞栄田自身が描いた大きく羽ばたく鳥の絵の写真も公開された。〈勝利〉がテーマになっており、眞栄田は「勝利=自由」と考え、「とにかく自由に描いた」という作品は劇中でも使用されている。映画は8月9日全国公開。

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