1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

濱口竜介監督「悪は存在しない」高校生(18歳)以下は鑑賞料金500円!6月28日からワンコインキャンペーン実施

映画.com / 2024年6月14日 12時0分

写真

(C)2023 NEOPA / Fictive

 第80回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した濱口竜介監督の最新作「悪は存在しない」(公開中)の“高校生(18歳)以下ワンコイン(500円)キャンペーン”の実施が決定。6月28日より該当劇場でスタートする(終了未定)。

 長野県・水挽町(みずびきちょう)。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧(大美賀均)とその娘・花(西川玲)の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだ。しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧たちの生活にも及んでいく。

 4月26日の公開初日から、鑑賞者の口コミにより好調な興行を続ける「悪は存在しない」。ミニシアターを中心に興行収入1億円を突破している。都市部の地域以外でも、鑑賞のニーズが高まり劇場を増やしているなか、若年層にも鑑賞機会広めるべく、映画館と交渉し「高校生(18歳)以下ワンコインキャンペーン」を実施する運びとなった。

 高校生(18歳)以下の料金は「500円」(都道府県ごとに定められた「青少年育成条例」により、上映終了が23時(大阪府・群馬県は22時)を過ぎる上映回には、18歳未満は保護者同伴でも入場できないなどの規定がある/各映画館の規定に沿って、身分証の提示を求められることがある)。

 濱口監督のコメントとキャンペーン実施劇場は、以下の通り。

【濱口竜介】

このキャンペーンに賛同いただいた劇場の皆様方に、この場を借りて感謝致します。

私が初めて映画館で寝てしまったのは高校一年のとき、ケビン・コスナー『ワイアット・アープ』を見たときでした。映画というのは、基本的には私をワクワクドキドキさせてくれるものだと信じて疑わなかった私は「映画を見ながら寝ることがあるなんて」と驚きながら家路についたものです。世の中には、いろんな映画があるものだ、と。

『悪は存在しない』がティーンエイジャー、もしくはファミリー向けの映画かと言われたら正直わかりません(レーティング的には問題なしです)。しかし、だからこそ見てみて「こんな映画もあるのか」の体験になったら、更にそこから色んなことへの興味が広がることがあったら、こんなに嬉しいこともないように思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください