薬売りはひとりではない 「劇場版モノノ怪 唐傘」神谷浩史、中村健治監督らが作品の裏設定を語る

「退魔の剣」の知られざる設定を披露 (C) ツインエンジン

　劇場アニメ「劇場版モノノ怪 唐傘」の特別番組「モノノ怪秘話大公開！スペシャル」（https://youtu.be/Dn_c4aaFFRk?si）がYouTubeで配信中だ。

　同作は、2007年に放送されたテレビアニメ「モノノ怪」の放送15周年企画として製作される劇場版。大奥を舞台に完全新作エピソードが描かれ、テレビアニメ版と同じく中村健治が監督を務める。

　番組には、薬売り役の神谷浩史、中村監督、山本幸治プロデューサーが出演。山本プロデューサーによる司会のもと、「劇場版モノノ怪 唐傘」の見どころとあわせて、「モノノ怪」シリーズの裏設定が語られている。

　2007年に放送されたテレビアニメ「モノノ怪」制作のさいに中村監督が文書にまとめた、薬売りがモノノ怪を斬る武器である「退魔の剣」の設定の一部も披露され、退魔の剣には64の種類があることが判明。そして、その時々の脅威にあわせて、最大64本ある退魔の剣と同じだけの薬売りが存在することが中村監督から明かされている。薬売り役を演じる神谷は、その設定をオーディションの時点で聞かされていたそうだ。

　制作中の映像をすでに3回見ているという神谷は、情報量の多い同作で描かれる、さりげない絵や声の演技のすべてに狙いがあり、その“答え”が台本に書かれていたことを称賛しながら、それゆえに「役者がまよって芝居してないです」と語っている。

　「劇場版モノノ怪 唐傘」は、7月26日全国公開。