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「異人たち」6月19日からディズニープラスで配信! アンドリュー・ヘイ監督が山田太一の傑作小説を映画化

映画.com / 2024年6月19日 10時0分

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死別した両親との再会を果たすユニークな幻想譚 (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 「さざなみ」「荒野にて」のアンドリュー・ヘイ監督が、大林宣彦監督が映画化したことでも知られる山田太一氏の傑作小説「異人たちとの夏」を新たに映画化した「異人たち」が、6月19日午後4時からディズニープラスの「スター」で、見放題独占配信されることがわかった。

 2023年11月29日に逝去した山田氏による原作は、1987年に出版され、第1回山本周五郎賞を受賞。新たな映画版は、現代のイギリスを舞台とした英語作品となった。

 物語の主人公は、夜になると人の気配が遠のく英ロンドンのタワーマンションに暮らす脚本家・アダム(アンドリュー・スコット)。12歳の時に交通事故で両親を亡くして以来、孤独な人生を歩んできた彼は、在りし日の両親の思い出に基づく脚本に取り組んでいる。ある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪ねると、そこには30年前に他界した父(ジェイミー・ベル)と母(クレア・フォイ)が、当時のままの姿で住んでいた。アダムは足繁く実家に通い、かつて失ったはずの心満たされるひとときに浸る一方、同じマンションの住人である謎めいた青年ハリー(ポール・メスカル)と恋に落ちる。しかし、その夢のような愛おしい日々は永遠には続かなかった。

 子どもの頃の記憶をたどって懐かしい故郷を訪れたアダムが、まるでタイムスリップしたかのように、死別した両親との再会を果たす。山田氏が創作したユニークな幻想譚に魅了されたヘイ監督は、再映画化にあたり、自らのプライベートな要素を織り交ぜ、愛と孤独、喪失と再生、家族の絆といった普遍的なテーマを探求。美しく、幻想的な映像とともに、登場人物たちの心情を紡ぎ出している。

 本作は、23年の英国インディペンデント映画賞で作品賞・監督賞・脚本賞・助演男優賞(メスカル)・撮影賞・編集賞・音楽監修賞など、主要部門を独占する最多7冠に輝いた。第77回英国アカデミー(BAFTA)賞では作品賞・監督賞・助演男優賞・助演女優賞・脚色賞・キャスティング賞にノミネート。さらに、第81回ゴールデングローブ賞で、スコットが主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、賞レースでも注目を集めた。

 本国イギリスでは、2位で初登場して以降、4週連続でトップ10を維持するスマッシュヒットとなった。日本での劇場公開後には、観客から「余韻から抜け出せない」「嗚咽しそうになって口を押さえて泣いていた」「生涯ベスト級」など絶賛の声が寄せられた。

 「異人たち」は6月19日午後4時から、ディズニープラスの「スター」で、見放題独占配信。

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