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トム・クルーズ主演「M:i:III」金曜ロードショーで今夜放送! あらすじ・キャストまとめ&J・J・エイブラムス監督のインタビューも紹介

映画.com / 2024年6月21日 21時0分

 「トムから渡されたシナリオはダラボンが書いたもので、アフリカの臓器売買についての話だった。でも、それはフィンチャー監督のために書かれたもので、僕には向いてなかったから、全然使わなかった」

●イーサンの私生活を描く狙いとは?

──では、具体的にあなたが「M:i:III」でやろうとしたことは?

 「まずひとつには、イーサンの私生活を見せて、結婚させたことだ」

──あなたはもともとハリソン・フォードの「心の旅」やメル・ギブソンの「フォーエバー・ヤング」など、人間ドラマの脚本で映画界に入った人で、TVの「エイリアス」でもスパイ・アクションなのに主人公たちの生活や家庭をしっとりと描いてましたね。

 「登場人物の生活をリアルに丁寧に描くのは、登場人物を観客がひとりの人間として感情移入しないと、その後のアクションやサスペンスにハラハラできないからさ。僕はスピルバーグを尊敬してるんだけど、彼は怪獣や宇宙人が出てくる映画でも、主人公の地味な日常をリアルにきめ細かく描くから映画が荒唐無稽に見えないんだ」

●IMFのチームワークも見せ場に

──もうひとつ、「M:i:III」が前2作と違うのは、IMFのチームワークをじっくり見せている点ですね。やはり「エイリアス」のように。

 「オリジナルのTVシリーズ『スパイ大作戦』の一番の見せ場はチームワークだったんだよ。アクションじゃない。ところが映画版では1作目でトム以外のメンバーを皆殺しにしてしまって、2作目はほとんどイーサンのワンマンショーだった。だから僕は今回、バチカンでフィリップ・シーモア・ホフマンを誘拐するシークエンスで、『スパイ大作戦』でIMFのメンバーがそれぞれの特殊技能を出し合って不可能な作戦をセットアップする過程を再現したんだ。あそこで流れる音楽は、『スパイ大作戦』でセットアップのシーンで必ずかかっていたBGM、ラロ・シフリン作曲の『ザ・プロット』だよ」

──トム・クルーズがジェット攻撃機に襲われる場面の映像も007風ではなくて、ニュース映像みたいでしたね。カメラが振動し続けて。

 「戦場で従軍カメラマンが死に物狂いで撮影したような映像にしたんだ。トムが爆風で自動車に叩きつけられるシーンは彼がスタントマンを拒否して、本人が演じている。ワイヤーで引っ張ってぶつけるんだけど、彼は自分から3テイクもやり直したよ(笑)」

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