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ヴェンダース&リブ・ウルマン製作総指揮 ノルウェーの驚くべき自然と共に生きる家族を通し、人生を探求するドキュメント「SONG OF EARTH」9月20日公開

映画.com / 2024年6月27日 11時0分

ヴェンダース&リブ・ウルマン製作総指揮 ノルウェーの驚くべき自然と共に生きる家族を通し、人生を探求するドキュメント「SONG OF EARTH」9月20日公開

ティザーポスター Speranza Film AS 20(C)23

 本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノルウェー代表となったドキュメンタリー映画「Songs of Earth」(英題)が、「SONG OF EARTH ソング・オブ・アース」の邦題で9月20日公開される。このほど、ティザーポスターと特報映像が披露された。

 息を呑むような美しい大自然に囲まれたノルウェー西部の山岳地帯「オルデダーレン」。本作は地球上でも有数の壮大なフィヨルドを誇るこの渓谷に暮らす老夫婦の姿を、その娘でありドキュメンタリー作家のマルグレート・オリン(「もしも建物が話せたら」など)が一年をかけて密着。大地に根を下ろし、シンプルで豊かに生きる両親の姿から、娘は人生の意味や生と死について学んでいくことになる。生きるとは、老いるとは何か――厳しくも美しいノルウェーの四季と共に生きる家族の姿を通して、人生を探求する感動のドキュメンタリーだ。

 ドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダースと、イングマール・ベルイマン監督のミューズとしても知られるノルウェーを代表する大女優リブ・ウルマン(「仮面/ペルソナ」「鏡の中の女」)が本プロジェクトに共感し、製作総指揮を担当した。

 ドキュメンタリーでありながらアカデミー賞のノルウェー代表に選出されたほか、2023年北欧ドキュメンタリー映画祭では驚異的な映像が評価され、最優秀撮影賞を受賞するなど多くの映画祭でも称賛を浴び、全米批評家サイトRotten tomatoesでは満足度100%を記録(6月21日時点)している。

 原初の地球の姿を今に留める渓谷では、驚くべき自然の風景が発見できる。崩れ落ちる氷河や切り立った断崖が生み出す奇跡のパノラマ、夜空に降りてくる七色のオーロラや多様な動物達の生き生きとした姿など、大地は季節ごとに姿を変え、ドローンや最新の撮影機材を用いて捉えられた、誰も観たことのない荘厳で圧倒的な映像美と多角的で重厚なサウンドが、息を呑むような壮大な旅へと観客を誘っていく。

 特報映像は、「パパ、おとぎ話を聞かせて」という娘であるマルグレート・オリン監督の言葉から始まる。父ヨルゲンは「散歩に行こう」と絶景に娘を誘う。映像は、どこまでも広がる凍った湖、花が咲き誇る夏の草原など、季節ごとに異なる表情を見せるこの場所の様子を切り取っていく。湖のほとりでかがり火をたきながら踊る夫婦の姿を捉えた、強い印象を残すワンシーンも。彼の「大切なのは、幸せを自分だけのものにしないことさ」という言葉からは、その人生哲学もうかがえ、本作の魅力が凝縮された映像となっている。

 9月20日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。

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