奨学金制度やパパ活問題に直面する大学生描くダーク青春映画「威風堂々 奨学金って言い方やめてもらっていいですか？」8月30日公開

大学生のダーク青春カタストロフィー

　社会派青春映画「威風堂々　奨学金って言い方やめてもらっていいですか？」が、8月30日公開される。

　本作は、大学生たちが奨学金制度やパパ活問題に直面するリアルを描いたダーク青春カタストロフィー。2022年夏に単館映画ながらに大きな話題を呼び、その後自主上映やTikTok、YouTubeのショートなどでも切り抜き動画が盛り上がった、消費税問題をテーマ高校生たちが奮闘する社会派青春映画「君たちはまだ長いトンネルの中」に続く第3弾となる。

　特にやりたいことも夢もなかった高校3年の唯野空（ソラ）は、将来の保険として大学進学の道を選んだ。と同時に借金を背負った。大学生の二人に一人が使ってると言われる【奨学金】という美しいネーミングセンスの借金だ。その後、親との確執もあり、実家に居心地の悪さを感じたソラは、家も飛び出し、ダメな彼氏との同棲生活を始めるが、そこでも金がかさむことになる。普通のバイトをしたところで、奨学金を返し終わるのは、アラフォーになってしまう現実から逃れたかったソラは、大学で知り合った異色な同期・レイや水江の影響もあって、裏バイトも始めだす。果たして彼女が突き進んだ先には何が待ち受けているのか――。

　主人公位の唯野空は、映画「17歳は止まらない」の主演や、テレビドラマ「東京タワー」の池田朱那。吉田凜音、簡秀吉、田淵累生ら若手キャストが出演。脚本・監督は、舞台「文豪とアルケミスト」シリーズ、ミュージカル「ヘタリア」シリーズなど、数々の人気漫画やゲームを原作とした舞台の企画や脚本・演出等を手掛け、近年では「社会派青春ストーリー映画」シリーズ等の数々の【社会問題×エンタメ】をテーマにした作品作りに注力している、なるせゆうせい。

　8月30日から、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開。