「先生の白い嘘」が前週の110位から首位に、「フェラーリ」もジャンプアップ【映画.comアクセスランキング】

　2024年7月5日～7日（集計期間）の「映画.comアクセスランキング」を紹介します。これは総合映画情報サイト「映画.com」において、すべての作品ページの中で、この1週間のアクセス数が多かった順の人気ランキングです。

　5日から公開された奈緒主演の映画「先生の白い嘘」が、前週の110位から一気に首位へ順位をあげました。作品は、男女間の性の格差を描いて反響を呼んだ鳥飼茜氏の同名漫画を実写映画化した衝撃作です。人気グループ「HiHi Jets」の猪狩蒼弥、三吉彩花、風間俊介らが共演。「弱虫ペダル」の三木康一郎が監督しました。初日舞台挨拶が都内劇場で行われ、奈緒、猪狩、三吉、風間、三木監督が登壇。俳優側からインティマシー・コーディネーター（映画、ドラマの性的なシーンで制作側の意図を的確に俳優に伝え、演じる俳優を身体的、精神的に守りサポートするコーディネーター）の要望がありながら、監督側が拒否していたことが明らかになり、SNSを中心に炎上騒動となっていた中で公開初日を迎え、三木監督らが謝罪。奈緒が自らの思いを述べる様子が多くのメディアで取り上げらえました。

　2位は「言えない秘密」がキープ。3位には「ルックバック」が前週の5位から、4位には「余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。」が前週の6位からそれぞれアップ。2週連続首位だった「ディア・ファミリー」は5位で、「クワイエット・プレイス DAY 1」も6位に順位をひとつ上げています。

　7位には、新作「フェラーリ」が前週の62位からジャンプアップ。「ヒート」のマイケル・マン監督がアダム・ドライバーを主演に迎え、イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いた重厚なドラマです。ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリーが共演。第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されました。

　そして8位は「九十歳。何がめでたい」、9位は「朽ちないサクラ」で、「帰ってきた あぶない刑事」が10位をキープしています。