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「キングダム」遂に“最終章”!「大将軍の帰還」はシリーズ最高興行収入を記録できるか?【コラム/細野真宏の試写室日記】

映画.com / 2024年7月12日 14時0分

 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」はゴールデンウィーク(GW)映画ですが、例年GWを過ぎると「閑散期」になります。

 ただ、今年はライバルとなる新作映画のパワーが強くなく、週末ランキングに残り続け、シリーズ最高興行収入を記録しても、なお伸び続けています。

 同様に、「キングダム 運命の炎」は夏休み映画ですが、新作映画のパワーが強くなく、(第2弾が2週連続1位に対して)週末ランキングで4週連続1位となるなど、運も味方していたのです。

 さて、今回の「キングダム 大将軍の帰還」は大きな節目となる〈シリーズ最終章〉ですが、興行収入はどのようになるのでしょうか?

 まず、マイナス面を挙げると、今年はGW映画以降の閑散期があまりに長く、「映画館に人が押し寄せる流れができるのか?」といった心配もあるでしょう。

 また、上映時間は146分と、これまでで一番長くなっています。

 結論から言うと、これらは、あまり心配する必要はないと思います。

 なぜなら、ここ最近の新作映画はパワー不足な面が否めませんでしたが、本作には、人を呼び込めるパワーがあるからです。

 上映時間についても、「キングダム」シリーズは130分台が標準で、せいぜい15分程度の差は、体感的に長くは感じませんでした。

 同様に、プラス面を挙げると、これまでの「キングダム」シリーズは、この「キングダム 大将軍の帰還」を描くために作られ続けたものでした。

 そのため、内容的に、最も見応えがあり、パワーを発揮するのです!

 本作における実質的な主役は、 山﨑賢人が演じる信ではなく、大沢たかおが演じる王騎であると言えます。

 思えば、第1弾「キングダム」の段階で、出番が少なくても、王騎の存在感が半端ない状態でした。

 本作では、その王騎が、登場シーンにおいてもメインで登場し続けるのです。

 そのため、戦闘シーンの迫力が過去3作品と比較にならないレベルになっています。

 このように考えると、これまではすべて興行収入50億円台となっていましたが、本作はシリーズ最高を更新し、60億円を余裕で突破できるでしょう。

 ここしばらく映画業界は、やや厳しい状況に陥っていましたが、本作を機に、一気に期待作が投入されていきます。

 つまり、「キングダム 大将軍の帰還」から2024年の映画業界の反転攻勢が始まるような非常に重要な作品となるので、大将軍により景色がどう変わっていくのか大いに注目したいと思います!

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