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【鑑賞前の予習用に】「CBSドキュメント」でおなじみのピーター・バラカン&吉川美代子が、ヒトラー映画の系譜を紐解く スペシャルトーク映像公開

映画.com / 2024年7月12日 16時0分

■ハリー杉山(タレント)

 これまでのヒトラー作品とは違う角度から描かれた、絶望的な悲しさと、怒りの奥に生まれる友情。長い歴史と人間の恐ろしさを思い出しながら新たな感情に戸惑う一方、クスッとも笑える、心が温かくなるような唯一無二な作品です。

■春香クリスティーン(タレント)

 重い題材なだけにどのように描かれているのか気になっていましたが、思いもよらない角度からのアプローチでした。物語のほとんどが隣り合う2軒で完結し、深く描かれている人物もたった2人だけ。それにも関わらず、それぞれが抱える背景事情、歴史の重み、そしてリアルな表現により奥行きの深い作品に。「隣人同士」という設定だからこそ、より身近に捉えることができ、もし自分だったらどんな心境になるだろう、どんな行動に出るだろうと考えさせられました。

■マライ・メントライン(ドイツ公共放送プロデューサー)

 「疑心暗鬼」と「執着」を極限まで極めると、その果てに存在するのは、自らが積み上げた見解の成就なのか崩壊なのか。本作ではそのあたりの機微というものが実に良く描き出されている。けっきょくのところ「真相」なるものは、常に個人の想像力あるいは妄想力の、微妙に一枚上のポジションに存在するのだ。二人のオヤジが織りなす「深掘りしすぎな世界」のハーモニー、その大いなる皮肉に涙せよ。一応コメディだけど。

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