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西川美和監督の特集上映、中国で初開催 西川監督は現地入り、アン・ホイ&ヤン・リーナーとのトークにも参加

映画.com / 2024年7月18日 17時0分

西川美和監督の特集上映、中国で初開催 西川監督は現地入り、アン・ホイ&ヤン・リーナーとのトークにも参加

 「ゆれる」「永い言い訳」「すばらしき世界」などで知られる西川美和監督の特集上映「西川美和電影展」が、7月19日より、中国・北京など3都市で開催される。西川監督の特集上映が、中国で開催されるのは初となる。

 「西川美和電影展」は、俳優・キュレーターの薛旭春(シェ シュチュン)が「踏入谎言的河流(嘘の川に踏み込んで)」をテーマにして企画。2019年の濱口竜介監督特集、2023年の三宅唱監督特集に連なる企画となっており、西川監督は中国の3都市を訪問予定。中国の観客とのQ&Aなどに臨む予定だ。

 特集期間中となる7月21日には“アン・ホイ(「女人、四十。」)×西川美和×ヤン・リーナー(「春潮」)”という組み合わせによるスペシャル・フォーラム「歩いてきた道(走过的路)」も、北京・中国電影資料館にて開催予定。女性のアジア人監督3名が自身の経歴をはじめ、それぞれの理念、自分たちから見た映画の世界などについてディスカッションする。

 「西川美和電影展」では「蛇いちご」「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」「永い言い訳」「すばらしき世界」に加え、西川監督がスタッフとして参加した是枝裕和監督作「ワンダフルライフ」「DISTANCE ディスタンス」を上映。

 薛旭春氏、特別協力として関わった映画ジャーナリスト・徐昊辰氏のコメントは以下の通り。

【薛旭春】

昨年の「三宅唱電影展」を開催した後、ある映画ファンから「この映画祭を通して、またこの世界と深くコミュニケーションしたくなりました」と言われました。その言葉が、ずっと私の心に残っています。そして、もっともっとこのような映画祭をやりたいと強く思いました。

2024年、どの日本人監督の特集をやろうかと色々考えた結果、西川美和監督の名前が浮かびました。20年前の「蛇いちご」も、最近の「すばらしき世界」も、西川監督の作品はいずれも、家族システム、社会における女性の地位、アイデンティティ問題など、どれも現在の中国で熱く議論されているテーマです。

そこで、ぜひ中国の映画ファンに西川美和監督の魅力を紹介したく、「西川美和電影展」を企画しました。今後も、より多くの日本の映画人をお招きし、深い日中映画交流ができることを楽しみにしています。

【徐昊辰】

近年、アニメ映画を中心に、日本の新作映画が中国で上映される機会が増えています。また、中国国内の映画祭でも、毎年何十本もの日本映画がラインナップされています。中国における日本映画の認知度もどんどん上がっています。

しかし、映画作家という切り口で日本の映画人を紹介することは、まだまだ少ない。特に映画祭の場合、基本的にはクラシック映画を中心に特集を展開することが多く、現代日本の映画作家への注目がまだ足りていないと感じています。

そこで、薛旭春氏と彼のチームは、2019年の濱口竜介特集から、最高のチームワークをもって、素晴らしい映画イベントを送り続けています。国際映画祭以外で、中国で海外作品の特集上映を企画することは、極めて複雑で難しいことですが、毎回薛旭春氏と彼のチームの純粋さと行動力に感服です!

今回、西川美和監督特集が開催できることはとても嬉しいです。各作品は中国の映画祭で上映されたこともありますが、西川美和という作家にフォーカスするのは中国では初めてになります。西川監督の素晴らしさを多くの中国の観客に届けることを期待しています。

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