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「シュルレアリスム100年映画祭」10月5日から開催 日本初公開作など10作品を上映

映画.com / 2024年7月22日 22時5分

「貝殻と僧侶」
11928/フランス/39分/B&W/原題:La Coquille et le Clergyman
監督:ジェルメーヌ・デュラック 脚本:アントナン・アルトー
撮影:ジョルジュ・ペリナール
出演:アレックス・アリン、ルシアン・バタイユ、ジェニア・アタナシウ

「幕間」は、フランシス・ピカビアのバレエ「本日休演」の幕間に上映するために作られた、名匠ルネ・クレールによるダダイズムの短編映画。音楽は20世紀の音楽に多大な影響を与えたエリック・サティが担当。ピカビア、サティに加えて、マン・レイやデュシャンも出演。「貝殻と僧侶」は、歴史上初めてのシュルレアリスム映画。性的な欲望に取りつかれていく僧侶の妄想を幻想的に描いた作品。シュルレアリスムの詩人であり俳優としても知られるアントナン・アルトーの脚本をジェルメーヌ・デュラックが演出。ダダからシュルレアリスムに至る過渡期の2本を1プログラムで。

■プログラムD アンドレ・ブルトン ドキュメンタリー集 ※日本劇場初公開
「アンドレ・ブルトン あらゆるものにもかかわらず」「野性の目」「2003年3月31日、オテル・ドルーオ」
2003/フランス/63分 (「アンドレ・ブルトン あらゆるものにもかかわらず」27分、「野性の目」25分、「2003年3月31日、オテル・ドルーオ」11分)/フランス語/カラー/原題:André Breton malgré tout/L'œil à l'état sauvage/Hôtel Drouot, March 31st 2003
監督:ファブリス・マゼ
シュルレアリスムを主導した詩人・作家であるアンドレ・ブルトンの活動の軌跡を追ったドキュメンタリー「アンドレ・ブルトン あらゆるものにもかかわらず」、彼が生涯をかけて集めたコレクションで満たされた伝説のアトリエの映像と彼の肉声によって、追い求めていたものに迫る「野性の目」、パリのオークションハウス「オテル・ドルーオ」にて、2003年に開催されたブルトンのコレクション展の開幕直前に展示室を撮影し、コレクション散逸前の全貌を記録した「2003年3月31日、オテル・ドルーオ」。ブルトンの思考、思想を深掘りする3つのドキュメンタリーを集めたプログラム。

■プログラムE 「マックス・エルンスト 放浪と衝動」※日本初公開
1991/ドイツ/100分/英語、ドイツ語/カラー/原題:Max Ernst: Mein Vagabundieren – Meine Unruhe
監督:ピーター・シャモーニ
出演:マックス・エルンスト 声の出演:ピーター・マリンカー、シェリー・トンプソン、リンダ・ジョイ
シュルレアリスム絵画の理論的支柱であり、フロッタージュやデカルコマニーといったオートマティスムの技法を駆使して多様な作品を創造した、変幻自在の画家・彫刻家マックス・エルンスト。ドイツ出身の彼は第一次大戦への出征、レオノーラ・キャリトン、ペギー・グッゲンハイムらとの恋愛や別れ、第二次大戦時の迫害と亡命、ブルトンとの確執など波乱の人生を送った。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞監督ピーター・シャモーニが、エルンストのインタビューや創作活動の貴重な映像、彼と30年連れ添ったドロテア・タニングや周囲の人々の証言などによって、その革命的な精神や創造的な思考に迫る

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