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藤井道人監督「正体」主演は横浜流星 5つの顔を持つ指名手配犯役「非常に思い入れのある作品」

映画.com / 2024年7月23日 6時0分

藤井道人監督「正体」主演は横浜流星 5つの顔を持つ指名手配犯役「非常に思い入れのある作品」

主演の“正体”は横浜流星! (C)2024 映画「正体」製作委員会

 俳優の横浜流星が、藤井道人監督の最新作「正体」で主演を務めていることがわかった。先日、メインキャストが先に発表され、主演の“正体”が注目されていた本作。5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木を演じた横浜は「監督と共に目標を決め、 非常に思い入れのある作品です」とコメントを寄せた。

 原作は、染井為人氏による同名小説。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公・鏑木。吉岡里帆演じる沙耶香は、東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らし指名手配犯だと気づくが彼の無実を信じる。

 森本慎太郎が演じる和也は、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働く鏑木と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う。山田杏奈が演じる舞は、長野の介護施設で働く鏑木と出会い恋心を抱く。山田孝之演じる刑事の又貫は、潜伏しながら各地に出没し日本を縦断していく鏑木を追う。

 4人が出会った鏑木は、それぞれまったく違う姿をしていた。4人の視点から描かれる、鏑木の本当の“正体”とは。

 特報映像(https://www.youtube.com/watch?v=LXtAqYEDmOE)も公開され、姿を変えながら逃亡を続ける鏑木の姿と、日本各地で彼と出会った者たちの姿が収められている。

 横浜と藤井監督は公私ともに交流があり、長編劇場映画では「青の帰り道」「ヴィレッジ」に続き3回目のタッグ。藤井監督は「お互い売れずに苦汁を飲んでいた時期を経て、お互いを鼓舞し合って、沢山の時間を過ごして今の関係があります」と振り返り、本作の企画を立ち上げた経緯も明かしている。

 横浜、藤井監督のコメント全文は、以下の通り。

■藤井道人監督
18年前に映画を作り始めてから、沢山の素敵な出会いがありました。
その中でも俳優・横浜流星との出会いは、僕にとってとても大きなものでした。
お互い売れずに苦汁を飲んでいた時期を経て、お互いを鼓舞し合って、沢山の時間を過ごして今の関係があります。
「流星主演で映画を作ろう!」
そんなことを合言葉に、我武者羅に駆け抜けてきました。
いまから4年前、その記念すべき1本目の作品として企画を立ち上げたのが映画「正体」です。
原作の染井先生は同世代ということもあり、会ったその日に意気投合しました。
染井先生が僕らのために多くの時間を割いてくださり、作品の話をたくさんできたこと、本当に感謝しております。
原作を提案してくれたプロデューサー、敬愛するキャスト、スタッフの4年間の想いが1本の映画になりました。
人と人との繋がりが希薄になっている今だからこそ、沢山の方に観ていただきたいです。 どうぞ、公開まで楽しみにしていてください。

■主演・横浜流星
『正体』は監督と共に目標を決め、非常に思い入れのある作品です。
人生は一筋縄ではかない。
人が人を欺き、陥れ、間違いが起き、 理不尽で、"正義"が通用しないことが多々ある。
状況は違えど、誰もが感じた事があると思います。
それでも彼は信念を持って生きます。
彼の生き様に何かを感じてもらえたら嬉しいですし、何故脱獄したのか、真意は何なのか、劇場で彼の正体を目撃して頂きたいです。

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