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CLAMP展レポート 画材の変化からデザインまで全23作品、800点の原画でたどる大規模展 福山潤の音声ガイドもおすすめ

映画.com / 2024年7月24日 19時0分

CLAMP展レポート 画材の変化からデザインまで全23作品、800点の原画でたどる大規模展 福山潤の音声ガイドもおすすめ

©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD. ©C,ST/CEP

 創作集団「CLAMP」の大規模展が東京・六本木の国立新美術館で2024年7月3日に開幕した。展示替えを挟み9月23日まで開催される。

 CLAMPはいがらし寒月、大川七瀬、猫井、もこなの4名で主にマンガ家として活躍する創作集団で、今回は商業デビュー35周年として1989年から最新作までの23作品を網羅する。展示点数約800点(前後期含む)のこれまでで最大規模の展示となる。

※これまでの主要なCLAMP展
 「CLAMP IN PARIS」(パリ市立歴史図書館、2009年、Japan Expo内)
 「CLAMP京都原画展」(京都コンピュータ学院、2013年)
 「CLAMP原画展 in 京まふ2014」(京都市勧業館、2014年)


 「カードキャプターさくら展-魔法にかけられた美術館-」(森アーツセンターギャラリー、2018年)

 展示はCLAMPの頭文字を取り「COLOR」「LOVE」「ADVENTURE」「MAGIC」「PHRASE」と「IMAGINATION」「DREAM」の7つのエリアで構成されている。

 数多くの原画のほか、絵柄の変遷や自己プロデュース、デザインの仕事まで丁寧に紹介されており、初心者から熱心なファンまで楽しめる内容となっている。

 前期、後期ではカラーを中心に入れ替えがある。

「COLOR」
入場してすぐ、全23作品のカラー原画が見られるエリア。

カラーインク、カラートーン、アルコールマーカー(COPIC)などの画材の変化、掲載誌や読者に併あわせた絵柄の自己プロデュースなども解説される。

例えば、同じ「なかよし」(講談社)の掲載でも「魔法騎士レイアース」から「カードキャプターさくら」でより低年齢に受け入れられるように絵柄が開発されている。青年誌「ヤングマガジン」(講談社)などではより勢いのある線が採用されている。

「LOVE」
各作品で描かれた様々な「愛」をテーマに、告白シーンやキャラクター同士の絆を示すシーンを数ページずつ集めて展示されている。

「ADVENTURE」
代表作「聖伝-RG VEDA-」「東京BABYLON」「魔法騎士レイアース」「X -エックス-」「カードキャプターさくら」「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」の6作品を、第1話やストーリーの見せ場などを読めるように展示されている。

壁面にはカラーイラストなどがあしらわれている。

「MAGIC」
3つの画面で、各作品のキャラクターが登場する映像展示が楽しめる。

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