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アイナ・ジ・エンド、5時間半の超大作に生まれ変わった初主演作!岩井俊二監督との撮影は「尊い時間だった」

映画.com / 2024年7月25日 20時0分

「物語の流れが違うとタイトルも変えないといけないんだなと思いました。タイトルって、お客さんとの約束というか、契約書というか。だからタイトルと中身がちょっと違うなと感じてしまうと、面白い映画も面白くなくなってしまう。そういう意味でタイトルって大事なんです」と力説する岩井監督。その上で今回のドラマ版は「路上のルカ」というタイトルがしっくりきたため、タイトルを元に戻すことにしたという。

 撮影は約2年前。「自分もちょっとずつ大人になって。キリエの人格を忘れていました」というアイナだが、「路上のルカ」を観て、その時の心境をすべて思い出したという。「岩井さんと(広瀬)すずちゃんといただけで、わたしってルカだったんだなと。少女の心を宿してくださったんだなと。本当に尊い時間だったんだなと。あんな感性は、生きていても二度と宿らないだろうなと思うくらい、本当に珍しい感受性で歌を歌っていたので、あらためて歌唱シーンを見ても、あの歌は二度と歌えないです。すずちゃんと岩井さん、松村さんがいてくれて、歌えた歌だなと。そういう歌のシーンも『キリエのうた』よりも長い尺をつかっていただいているので。その時代でしか感じられない歌を感じてほしいなと思いました」。

 その言葉を聞いていた岩井監督も「本当に僕にとっては至福の時間というか、幸せな時間でした。それだけに映画の時は入りきれなかった曲がけっこうあって。ここでリベンジじゃないけど、泣く泣く切っていたシーンが全部帰って来たので。会話だったりも、細やかに見ていただけると思う。そして(映画版を)何度も観られた方も新鮮なやり取りが出てきますし、あと順番がちがうので。そもそもアイナさんの登場シーンからして全然違う。まったく違う作品を観ている感覚になるんじゃないかなと思います」。

 そんなアイナについて「僕にとっては、役者をはじめてやるということではなく、ここ数年リスペクトしている日本の表現者というか。歌に踊り、作詞・作曲、なんでもやってしまうけど、やれるというだけでなく、アイナ・ジ・エンドという唯一無二の世界をつくっている表現者なので。年齢は違いますけど、そんな表現者を現場にお招きして、僕もそれなりに緊張していました」と振り返った岩井監督。「そういう存在なので、これからもどんどん世界を驚かせてほしいですし、また一緒に映画をつくれたらなと思います」とラブコールに、アイナもうれしそうな笑顔を見せた。

 ドラマ「路上のルカ」(全10話)は、7月28日午後6時半から日本映画専門チャンネルでテレビ初放送。

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