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推しと結婚できたが、彼はゲイだった。愛を拒まれ狂気に陥った女は… 「白鳥の湖」旋律が戦慄へ「チャイコフスキーの妻」予告&場面写真

映画.com / 2024年7月26日 17時0分

推しと結婚できたが、彼はゲイだった。愛を拒まれ狂気に陥った女は… 「白鳥の湖」旋律が戦慄へ「チャイコフスキーの妻」予告&場面写真

(C)HYPE FILM - KINOPRIME - LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA

 第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作「チャイコフスキーの妻」の日本版ポスタービジュアルと新場面写真8点が披露された。

 「白鳥の湖」「くるみ割り人形」などで知られるロシアの天才作曲家、ピョートル・チャイコフスキー。かねて同性愛者だという噂が絶えなかった彼は、恋文で熱烈求愛する地方貴族の娘アントニーナと、世間体から結婚する。しかし女性への愛情を抱いたことがないチャイコフスキーの結婚生活はすぐに破綻し、夫から拒絶されるアントニーナは、孤独な日々の中で狂気の淵へと堕ちていく。

 アントニーナは、世間一般で語られるように、偉大な才能の持ち主である夫に見合わない“世紀の悪妻”だったのか。現実と妄想の狭間でもがき苦しみ、歴史の陰に埋もれたアントニーナの実像を、ロシアの鬼才キリル・セレブレンニコフ監督が、濃密なスリルと情感を湛えた極上の心理劇として紡ぎ上げる。

 予告編は、19世紀後半のロシアを舞台に、地方貴族の娘アントニーナが天才作曲家ピョートル・チャイコフスキーに一目惚れするシーンから幕を開ける。彼女の熱烈な求愛に根負けしたかのようにチャイコフスキーは結婚を受け入れるが、結婚生活は悲惨そのもので、わずか数週間で破綻してしまう。女性への愛情を抱いたことがないチャイコフスキーと、夫に盲目的な愛を捧げるアントニーナの間には、いかなる諍いがあったのか――。チャイコフスキーの名曲「白鳥の湖」をバックに、アントニーナが筋骨隆々な裸の男性たちと戯れる刺激的なシーンもあり、本編への期待が高まる映像となっている。

 場面写真は、最愛の男性を射止めた無上の幸せに酔いしれるアントニーナの姿や、つかの間の幸せから一転、チャイコフスキーから拒絶され、精神に異常をきたすまで追い込まれた壮絶なアントニーナの表情が切り取られている。

 9月6日から、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

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