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【「インサイド・ヘッド」おさらい】“感情たち”の誕生秘話とは? 新作がアニメ映画歴代興収1位に

映画.com / 2024年7月31日 12時0分

 物語の冒頭で、ヨロコビは喜びだけの人生が理想だと考えており、カナシミの存在理由を理解していない。しかし、カナシミと冒険を続ける過程で、身近にいる人々と一緒に泣いたり、ケンカしたり、怖い思いをしたりし、さまざまな感情を共有することで、大切な絆が強くなっていくと悟ることに。カナシミこそが、豊かな人生には欠かせない存在。時折カナシミが見せる“うれしそう”な表情をお見逃しなく。

●ビビリ/ビル・ヘイダー/落合弘治

 危険からライリーを守る役割。いつも怯えているが、迫りくる危険に素早く反応する。動かないイメージで、デザインの基本的なコンセプトは、棒に目を付けただけ。その後、洗練され、現在のキャラクター像になっている。

●イカリ/ルイス・ブラック/浦山迅

 腹が立った時に怒りを爆発させる役割。熱い闘争心の持ち主で、一度キレたら誰にも止められない。融通が利かず、重々しいイメージで、赤色は気性の激しさを表している。それらの要素を膨らませ、現在のイメージが生まれた。

●ムカムカ/ミンディ・カリング/小松由佳

 ライリーが嫌うものを拒絶する役割。不快なもの、ダサいものは断固NGで、毒舌な一面も。のけぞって、手で首を押さえながら吐き気を抑える仕草を見せるので、首元は普通の襟ではなく、スカーフが採用されている。

●ライリー/ケイトリン・ディアス/伊集院茉衣

 笑顔が素敵な、活発な11才の女の子。本作の監督であるピート・ドクターの娘がモデルになっている。8~9歳頃までは無邪気でどんなことにも興味津々だった娘が、やがて、無気力そうにため息ばかりつき、感情的な言葉が増えていく様子に、父として「娘の頭の中で何が起きているんだ?」とパニックになったことから、着想を得ている。

 感情の司令部の手すりがDNAの配列になっていたり、壁の収納スペースが細胞の形になっていたりと、生物学的要素を取り込んだライリーの脳内のデザインからは、ピクサーらしい想像性が垣間見える。

●ビンボン/リチャード・キング/佐藤二朗

 動物にハマっていた3歳のライリーが生み出した、空想上の友だち。見た目は猫や象、鳴き声はイルカといった具合に、ライリーが大好きな動物を掛け合わせている。肌感は綿あめのようで、涙はキャラメル味のキャンディ。幼少期の思い出を象徴する存在であり、同時にライリーの成長とともに、忘れ去られる運命にある。ヨロコビを「記憶のゴミ捨て場」から救うために下した重大な決断とはーー。

 なお、先日プロモーション来日を果たした「インサイド・ヘッド2」のケルシー・マン監督は、イベントの場で「実は前作で人気だったビンボンも登場しているよ! 見つけられた?」と、本作に隠されたイースターエッグを明かしている。ぜひ映画館で確認してほしい。

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