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ラウール主演「赤羽骨子のボディガード」“Snow Manパワー”はどれだけ炸裂するのか?【コラム/細野真宏の試写室日記】

映画.com / 2024年8月2日 8時0分

 石川淳一監督の映画監督としての実績は、「エイプリルフールズ」(2015年)から始まり、「ミックス。」(2017年)とフジテレビ映画が続いていました。

 今年の3月15日に公開された「変な家」は、興行収入50.5億円を突破するなど、異例の大ヒットを記録しています。

 本作の見どころの1つには、アクションシーンが満載というのがあります。

 これまでの石川淳一監督作品はシーンの切り替えなどテンポが良い、というのは感じていましたが、本作ではアクションシーンも非常に上手く撮れていて、新たな良さを発見できました。

 さて、このように、意外とポテンシャルの高い作品なのですが、さらなる注目ポイントは、主題歌も務める「Snow Man」の存在でしょう。

 今や、飛ぶ鳥を落とす勢いで、例えば女性誌では「Snow Man」の付録を付けると売上部数がアップするという話も通説となっています。

 これは映画においても同様で、「Snow Man」のメンバー・目黒蓮が主演した「わたしの幸せな結婚」(2023年)が興収28億円の大ヒットとなったことを筆頭に、想定より一回り大きな結果を生み出すのです!

 例えば、今年の1月&2月、「ミッドナイトスワン」の内田英治監督作品が立て続けに公開されました。1月26日に「サイレントラブ」、2月23日に「マッチング」。「サイレントラブ」に軍配が上がりそうな雰囲気でしたが、同作の興収は6.3億円。一方、「マッチング」は興収9.3億円突破という想定外の動きを見せたのです。

 この結果については、「マッチング」に「Snow Man」のメンバー・佐久間大介が出演していたという効果が少なからず出たと分析しています。

 このように考えると、「赤羽骨子のボディガード」は興収15億円を狙えると思いますが、果たしてそれ以上の結果を生み出せるのでしょうか?

 映画業界の今後を見極める意味においても大いに注目です。

 映画業界の反転攻勢は、1週目「キングダム 大将軍の帰還」、2週目「怪盗グルーのミニオン超変身」は想定通り大ヒットを記録しています。

 「反転攻勢の3週目」も、「デッドプール&ウルヴァリン」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」「劇場版モノノ怪 唐傘」などがヒットしていて、今週末に大型4作品が公開される状況です。

 ここまで期待作が増えてくると今度は座席の奪い合いが始まる状況ですが、「反転攻勢の4週目」にも大いに注目したいと思います!

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